NHKでは4月に控える大規模な番組改編で同局の看板アナ・和久田麻由子アナ(33)が『ニュースウオッチ9』を降板し、「レギュラーゼロ」になることが明らかになった。2021年は東京五輪の開会式キャスターを務め、年末の『紅白歌合戦』では自身2度目となる司会を担当するなど「絶対的エース」として抜群の人気を誇っただけに、SNSやネットニュースでは「彼女の“後継者”は誰になるのか」といった議論が繰り返されている。
その「候補」として、入社4年目で東京アナウンス局へ異動した吉岡真央アナ(26)や元TBSアナウンサー・三雲孝江さん(67)の娘で『ニュースウオッチ9』のリポーターをしていた星麻琴アナ(30)らの名前が挙がっているが、女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏は「大本命は山内泉アナ(27)だと思います」と語る。
「山内アナは4月から和久田アナが出演していた『ニュースウオッチ9』を担当することになりました。同じ番組を受け持つことになるので当然“大本命”ですし、加えて入社6年目で同番組のメインキャスターに就任したのは歴代最速だと思います。局側が大きな期待をかけているのは間違いないでしょう。NHKらしい清潔感と品があり、ルックスだけでなくアナウンスも丁寧でキリッとしています。笑うとチャーミングで、その点では同局の井上あさひアナ(40)を連想させますね」
山内アナは愛知県生まれで、慶應義塾大学経済学部卒業後の2017年4月にNHKに入局した。初任地である金沢放送局に4年間所属した後、2021年に東京アナウンス室へ異動となった。あるNHK関係者はこのキャリアも「和久田アナを連想させる」理由だという。
「通常、東京アナウンス室への異動までにはたとえば『広島と札幌』など2つの地方局に赴任するケースがほとんどです。しかし、山内アナは金沢の“次”を飛ばして東京に来た。このキャリアは初任地の岡山からすぐに東京へ異動した和久田アナと重なるところです。さらに山内アナは東京への転勤と同時に『NHKニュースおはよう日本』を担当しましたが、これも和久田アナと同じ。つまり、入局後のキャリアがほぼ一緒なんです。我々も彼女については未知数な部分が多いですが、『ニュースウオッチ9』での評価によっては今後、うちの大きな特番、それこそ紅白などの番組から声がかかるエース格として重用される可能性は十分にあると思います」(NHK関係者)
順調なキャリアを歩んでいる山内アナ、惜しまれつつも和久田アナが降板する『ニュースウオッチ9』での活躍ぶりが「後継者候補」としての試金石となる。