民放BS5局が局の垣根を超えて年に一度共同制作する特別企画で今年は、TOKIOのメンバーが人気番組に出演。コラムニストのペリー荻野さんが注目したのは、城島茂が参戦したBSフジの『クイズ!脳ベルSHOW』だ。「BSの可能性を感じた」というその内容とは? ペリーさんが解説する。
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「民放BS5局×TOKIO みんなでBSをつくろう!」を合言葉に放送された「2021年度の民放BS5局の共同制作番組」の数々。
「年度」という言葉が、堅苦しい感じだが、今年はTOKIOの三人が、各局のいろいろな番組とコラボした。国分太一はBSテレ東『突撃!隣のスゴイ家』でアンガールズとこだわりの家をチェック、松岡昌宏はBS-TBSの『町中華で飲ろうぜ』で玉ちゃんと三軒の店をはしごして「ラー油キクラゲ」などで飲みまくるなど、各番組とも特別感があったが、中でも衝撃的だったのは、城島茂が出演したBSフジの『クイズ!脳ベルSHOW』だった。
40代から80代のベテラン芸能人が、脳の衰えを食い止めるべく、さまざまなクイズに挑戦するというこの番組。「まさかこの問題にこの回答!?」という珍回答の破壊力と、進行してるんだかスベり続けてるんだかわからないMCの岡田圭右の姿に、ふだんから違う意味で脳が刺激される番組だと思っていたが、城島をゲストに迎えた超拡大スペシャルになり、制作陣の気合はただならぬものとなっていた。
まず、城島とともにパネラー席に並んだのが、梶原しげる、斉木しげる、泉谷しげるで「しげる尽くし」。出題者が昔のヒット曲を鼻歌で歌うのを聴いて曲名を当てるクイズには、84歳の「こまどり姉妹」が登場。「ああああん、あああ」などとふたりが鼻歌を歌っても、とても曲名までたどりつけない。
結局、「85年のヒット曲」「三人組」などのヒントで少年隊の『仮面舞踏会』と判明したが、鼻歌はいったいなんだったのか…。ちなみにこまどり姉妹は、城島について、「TOKIOだったころ、私たちは忙しくて」名前がわからないという。「だったころ」と言われても、まあ、いいかと思えるのが、こまどり姉妹。さすがだ。