ライフ

不整脈はなぜ起こるか 予防・改善はストレスのない規則正しい生活がカギ

脈の乱れをセルフチェック

脈の乱れをセルフチェック

 私たちの心臓は日夜休むことなく、収縮と拡張による拍動を一定のリズムで繰り返し、全身に血液を循環させている。不整脈とは文字通り、その拍動が整わず、乱れが生じてしまう状態をいう。

 心臓が規則正しい動きを繰り返すのは一定のリズムで電気刺激を受けているからだ。この刺激は右心房付近の「洞結節」で発生し、刺激伝導系という回路を通って、心臓に刺激を伝えている。何らかの理由で回路に異常が生じたり、洞結節以外の場所で刺激が発生したりすることで不整脈が起こる。

 不整脈の原因として考えられるのは糖尿病や高血圧などの生活習慣病や、加齢による心内膜や血管の内皮細胞の衰え、ストレスによる自律神経の失調があげられる。

 生活習慣を見直し、正しい呼吸法で自律神経を整えることで、不整脈を防ぎ、改善することができるのだ。

動脈硬化や睡眠時無呼吸症候群も注意

不整脈が起こるメカニズムと不整脈が起きる要因

不整脈が起こるメカニズムと不整脈が起きる要因

 不整脈が起こる要因について詳しく説明していこう。心筋梗塞や心筋症、弁膜症といった心臓自体の疾患。あるいは肥満や高血圧、糖尿病といった基礎疾患が関連している場合。加えて心臓を一定のリズムで拍動させる電気刺激が洞結節以外で起きる、刺激伝導経路のどこかに異常が生じるといった場合もある。また、心臓や血管の内腔を覆っている内皮細胞の加齢による衰えや動脈硬化などによる血管機能の低下などもその原因になる。

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン