「皇居に入られる悠仁さまは、車の窓を開けてお手振りをされていました。これまであまり見られなかった光景です。中学を卒業され、数年後には成年皇族になられますから、少しずつ“皇族としての振る舞い”をされる機会も増えていくのでしょう」(皇室記者)
悠仁さまは3月18日、卒業のご挨拶のために天皇皇后両陛下や、上皇ご夫妻のもとを訪れた。その前日、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは、朝早くにお茶の水女子大学附属中学校に足を運ばれ、卒業式に出席された。
「休校になったときもありましたが、その中でさまざまな経験をして充実した3年間になったと思います」
卒業式直前、記者から中学3年間の思い出を尋ねられた悠仁さまは、そう明かされた。卒業式が終わったのは正午少し前。秋篠宮さまを乗せた車は赤坂御用地へと戻ったが、その車内に紀子さまと悠仁さまのお姿はなかった。
「その日の午後、悠仁さまが進学される筑波大学附属高校(筑附高)で、この4月に入学する新入生向けの『入学準備会』が開かれる予定でした。お茶の水中と、筑附高は道を挟んで目と鼻の先。一度宮邸にお帰りになるのもお手間だったのでしょう」(前出・皇室記者)
午後1時40分過ぎ、お茶の水中の門を出られた紀子さまと悠仁さまは、横断歩道を渡り、筑附高へと徒歩で向かわれた。濃紺の学生服姿の悠仁さまは、大きな黒いリュックを背負われている。その横を歩かれる紀子さまも、濃紺のスーツ姿だ。
目を引いたのは、おふたりの目の前を、悠仁さまと同じ制服を着た男子生徒と、ベージュのトレンチコートを着た女性が歩いていたこと。筑附高の正門に到着すると、受付に書類を出し、門の中に入っていく。紀子さまが、前を歩く女性と談笑される姿も見られた。
「悠仁さまは女子生徒から『ゆう』と呼ばれ、同級生たちとも関係を築かれていたそうです。その男子生徒は、悠仁さまと一緒にお茶の水中から筑附高に進学するのでしょう。親しげに話されていた様子から、紀子さまも、“ママ友”のおつきあいをされているということなのでしょう」(前出・皇室記者)
悠仁さまは高校進学にあたって「提携校進学制度」を利用され、設置経緯や制度の不透明さが波紋を呼んだ。
「筑附高では、悠仁さま以外にも制度を使って進学してくる生徒がいるらしい、と持ちきりです」(筑波関係者)