ついに4月からNHKで春の番組改編が実施される。全174人のアナウンサーのうち101人の配置替えが行なわれる大規模なもので、“看板アナ”の人事にも異変があった。特に和久田麻由子アナ(33)が『ニュースウオッチ9』を降板して「レギュラーゼロ」になり、桑子真帆アナ(34)が『おはよう日本』から報道番組『クローズアップ現代』の単独キャスターへと転身した人事は、驚きをもって迎えられた。
さらに看板アナだけでなく、将来のNHKを担うことが期待されるホープの「人事」も大幅に動いた。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が注目するのは、『おはよう日本』で土・日・祝日のキャスターを務めた川崎理加アナ(28)。4月からは『ニュース7』で土・日・祝日のMCに就くことになった川崎アナはどんな人物なのか。
「アメリカのミシシッピ州生まれの帰国子女で、真偽のほどは不明ですが本人いわく『その州で初めて生まれた日本人』だそうです(笑)。大学は上智大学の経済学部なのですが、変わっているのが同大のミスコン『ミスソフィア』で司会をしていたそうです。ご存じの通り、女子アナの世界はミスコン覇者だらけ。NHKでは杉浦友紀アナ(38)がミスソフィアグランプリとして知られていますが、ミスコンの“運営側”というのは女子アナ界では珍しい経歴ですね。その後、2016年にNHKに入局しています。
彼女が注目されている理由はその英語力にあります。TOEICは満点(990点)で、その英語力を買われて世界で放送されている『NHK NEWSLINE』では英語でニュースを読むキャスターとして活躍中です。昨今、グローバル化が進んでいてドメスティックなテレビ業界も海外に目を向け始めています。さらに世界情勢が不安定ななか、ネイティブの英語を話すことができるというのはアナウンサーとして大きなアドバンテージになるでしょう」
“本部”と呼ばれるNHK放送センターに勤務するNHK関係者も、「将来は桑子アナのようなアナウンサーになるのではないか」と語る。
「川崎アナは入局後、高崎放送局から大阪放送局を経て東京アナウンス室に異動してきました。女子アナとしてはまずまずの出世コースを歩んできた印象ですね。性格も明るいし華があるタイプで、大阪時代は情報番組をメインでやりながら甲子園の中継や英語ニュースなど幅広くこなしてきた。オールラウンドにどんな番組でもこなせそうという意味で、桑子アナのような雰囲気を持っていますね」
4月からは週末の“夜の顔”になる川崎アナ。期待の若手アナの今後に注目したい。