4月に7年ぶりの大改編が行なわれたフジテレビでは、「女子アナ人事」も大きく動いた。なかでも注目を集めている人物が、トークバラエティ『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)の3代目アシスタントに起用された藤本万梨乃アナ(26)だ。フジ局員が語る。
「初代アシスタント・久代萌美アナ(32)の後任は、久慈暁子アナ(27)が務めましたが、退社を理由にわずか1年弱で番組を離れることになった。局としては、さんまさんに面目が立たない状態で、次の“相方”は何としても長く務められる人じゃないといけなかった。そんな重要なポジションを任されたのが、藤本アナでした」
藤本アナは東大医学部卒の才媛として知られ、2019年に入社してからは『めざましテレビ』のフィールドキャスターをメインに被災地にも足を運ぶなど、報道畑にいた。そんな彼女になぜ白羽の矢が立ったのか。
「テレビからは生真面目な印象を受ける藤本アナですが、一部の局員の間では彼女が“のんべえ”であることは有名な話。コロナ前は新橋にある赤提灯の店で、日付けが変わるまで飲み明かしていた。彼女のそうした意外な一面を面白がった『向上委員会』のスタッフが、バラエティ向きだとして起用を決めたと聞いています」(別のフジ局員)
4月2日に初登場した際には、「だっちゅーの!」ポーズのギャグを披露するなど、早速殻を破りスタジオを沸かせた。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。
「久代アナは、さんまさんとのやり取りをきっかけにイジられキャラが開花して人気アナになりました。今回の抜擢は、藤本アナにとって大きなチャンスであると同時に今後の方向性を占う試金石でもあると言えるでしょう」
番組を機に“人気向上”となるか。
※週刊ポスト2022年4月22日号