4月に入ってテレビ各局で番組改編が実施されている。NHKでは全174人のアナウンサーのうち101人の配置替えが行なわれる大規模なもので、第一子妊娠が報じられたエース・和久田麻由子アナ(33)が『ニュースウォッチ9』を降板する人事が話題になった。そのNHKと並んで注目を集めたのが、フジテレビだ。将来のエース候補と目されていた久慈暁子アナ(27)が3月末で退社したこともあり、女子アナの人事にも変化があった。
女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が注目するのは、日曜夜のスポーツ番組『S-PARK』 の新キャスターに就任した入社3年目の佐久間みなみアナ(24)だ。初出演となった4月10日の放送では、当日昼に千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希(20)の「完全試合」を球場で目撃、本人を取材するなど“持ってるアナ”として話題に。『S-PARK』の前任キャスターはフジのエース・宮司愛海アナ(30)だけに局の期待の高さが窺える人事と言える。
丸山氏は佐久間アナを「地道なアナウンス力とバラエティセンスの両面を兼ね備えた女子アナだ」と評する。
「目鼻立ちのクッキリした美人ですが、2020年にフジ入社後は『Live News it!』のお天気・フィールドキャスター、スポーツと地道に実力を積み重ねてきた印象があります。また、1年目に担当したアニメ番組『Go!Go!チャギントン』のナレーションは加藤綾子アナ(36)、宮司愛海アナ、井上清華アナ(26)などの歴代人気アナが担当してきたこともあって、局からかなり期待されていたのではないかと思います。
また、2年目の2021年は『ハモネプリーグ』のアナウンサーチームでリードボーカルを務めたり、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』でNiziUのモノマネで話題になったり、ドッキリ番組で志村けんさんの“アイーン”を本気で披露するなど、バラエティ的な素養も見せていました」(丸山氏)
3年目ながら、すでに非凡な才能を見せる佐久間アナ。その原点は学生時代の「タレント活動」にある。
「佐久間アナは上智大学出身で、大学時代は『ミスソフィア』でグランプリを獲得しています。ミスコンの際には自分で作詞・作曲した楽曲をギターで弾き語りするなど音楽センスが抜群。高校時代には音楽スクールのオーディションで準グランプリを獲得したこともあるそうですよ。
さらに大学時代は“ミスコン女王”に輝いただけでなく、芸能事務所の生島企画室に所属して女子大生タレントとしても活動していました。音楽番組からお天気キャスター、『CanCam』の読者モデルまで幅広く活躍していました。佐久間アナを見ていて驚くのはその落ち着きぶりです。『S-PARK』の初回放送では、初出演にもかかわらず落ち着いた司会進行ぶりで、エースの風格を感じました。アメリカのペンシルバニア州に住んでいた帰国子女で、TOEIC945点と語学も堪能なので今後はメジャーリーグの取材などで活躍しそうですし、久慈アナの穴を埋める存在になりそうですね」(丸山氏)
久慈アナの穴を埋める存在になりそうな佐久間アナ。取材した佐々木朗希と同じく「3年目の飛躍」となるか――。