イエス・キリストの復活を祝う「イースター」は、キリスト教圏において大切な祝祭の1つだ。前後の平日を特別休暇とする企業もあり、街には普段と違った雰囲気が漂う。そんなイースターを週末に控えたニューヨークには初夏が近づき、半袖シャツ姿の人も見かけられた。
小室圭さんの2度目の司法試験不合格が判明したのは、イースターを控えた4月14日のことだった。昨年7月に受験し、結婚直後に不合格が判明した最初のチャレンジに続き、2度目のチャレンジでも合格できなかった。
翌15日、ニューヨークの町には、やや強い風に長い黒髪をなびかせて歩く女性の姿があった。秋篠宮家の長女・小室眞子さんだ。トップスは黒色のVネックニットで、袖をひじの辺りまでたくしあげている。デニムパンツはルーズなシルエットで、裾を折り返している。足元は、黒色のフラットシューズ。表情が険しく見えるのは、強い日差しのせいだけではなさそうだ。
周囲に夫の小室圭さんや、警護の姿はない。自宅マンション前で手配した車に乗り込むと、向かった先は大勢の人が行き交うニューヨークの中心部の近代的なビル。眞子さんが入っていったのは、世界最高峰の医療を提供する大学病院だった。
芸術分野のスペシャリスト
夫に期待するのは、リスクが大きい──昨年の1度目の不合格を受けて、眞子さんは動き出していた。『女性セブン』2022年4月7日発売号で報じたとおり、世界最高峰のメトロポリタン美術館(MET)に、美術作品の解説文書を寄せていたのだ。『女性セブン』の報道を受け、海外メディアも続々と「日本の元皇族が、インターンとしてボランティア勤務」などと報じた。
「METは世界の学芸員にとって憧れの職場です。美術の博士号を持つような人でもMETで職を得るのは簡単なことではない。日本の天皇の姪がそこでキャリアを積もうとしていることは、衝撃的なニュースとして伝えられています」(在米ジャーナリスト)
眞子さんがMETでの活動を始めたのは「O-1ビザ」取得が目的ではないかという見方が強まっている。「O-1」は、芸術や科学などの分野で卓越した能力があると認められた人が得られるビザだ。
「アメリカで外国人が生活するにあたって、ビザは必要不可欠です。現在、小室さんは『OPTプログラム』という制度を利用して学生ビザのまま、眞子さんはその配偶者ビザで生活しているとみられています。しかし、早ければ5月にはビザが失効する。そうなれば強制帰国は免れません。
小室さんが雇用主のバックアップのもと『H-1B』という就労ビザに切り替えるという方法もありましたが、2度目の試験も不合格では、ビザ取得どころか、解雇される可能性もふくらんだ。
眞子さんは、何としても強制帰国だけは避けたいでしょう。そのためには、彼女自身がビザ取得を目指すほかなかった。METのバックアップを受けることで、芸術分野のスペシャリストとして『O-1』の取得を目指したのではないでしょうか」(前出・在米ジャーナリスト)