「嵐です!」──彼はバラエティー番組に出演する際、自分のことをそう紹介する。それほど、嵐への思いが強い。だからこそ、一部ファンは彼の発表に一瞬、耳を疑った。嵐を呼んだ二宮和也(38才)によるソロアルバム発売の全内幕。
「寡黙で役に集中するイメージがある二宮さんですが、今回の撮影現場ではよくしゃべるので驚きました。座長として場を盛り上げようとしている面もあるのでしょうが、とにかく撮影中はずっと上機嫌で楽しんでいます。何か心境の変化でもあったのかと思うほどです」(テレビ局スタッフ)
二宮和也が主演する日曜劇場『マイファミリー』(TBS系)が好調だ。2020年末の嵐の活動休止を挟み、4年ぶりの連続ドラマ主演となる二宮。撮影現場では「盛り上げ役」として共演者やスタッフをリラックスさせているという。
だが、その周辺がにわかにザワついている。理由は歌手活動だ。4月8日、二宮にとって初となるカバーアルバム『〇〇と二宮と』が、ジャニーズショップオンラインストアにて6月17日に限定販売されることが発表された。Official髭男dismの『Pretender』や秦基博(41才)の『ひまわりの約束』、V6の『HONEY BEAT』などをカバーした計8曲が収録されている。しかし、そのアルバムがファンの間で侃々諤々の議論を呼んでいる。
「本来、二宮さんクラスならアルバム発売が大々的に宣伝されますが、今回はそれがありませんでした。一部のネットニュースを除けば、テレビや新聞は報じていません。おかげで熱心なファンでなければ、発売そのものを知らないほど。トップアイドルの音楽活動としては異例です」(音楽業界関係者)
ファンの受け止め方もそれぞれだ。「ようやく歌手活動を再開してくれた」と喜ぶ声が上がる一方で、「これで再結成がなくなるの?」と声を震わせたファンもいる。
「一部のファンが気にしているのは、櫻井翔さん(40才)のある発言が原因なんです」
そう打ち明けるのは、芸能リポーターだ。
「活動休止する3か月ほど前、メンバー全員で海外の通信社のインタビューに応じたのですが、その際、櫻井さんが、“5人でないと、歌ったり踊ったり音楽をすることは達成できない。そうした活動を個人で追求するのは難しい”と発言したんです。海外報道の翻訳なので、まどろっこしい表現ですが、要するに活動休止後にメンバーがソロで音楽活動をすることに否定的な見解を示しました。
櫻井さんの言葉を聞いた多くのファンは、“次に音楽活動をするのは5人が再び集まるときだ”と受け止めました。だから、今回の二宮さんの歌手活動について、“話が違うのでは?”という反応を示すファンがいたんです」
最近の二宮は嵐の活動休止を埋めるかのように、新たな活動を行っている。昨年4月、二宮はKAT-TUNの中丸雄一(38才)、Hey! Say! JUMPの山田涼介(28才)、Sexy Zoneの菊池風磨(27才)とともに、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』を開設した。二宮はその『ジャにのちゃんねる』で昨年11月、V6の解散前最後のコンサートを鑑賞した際、こんな決意表明をしている。
《あなたたちが残してくれた炎を絶やさず自分なりでこれからも頑張ろうと思えました》
自分なり──嵐ではなくソロの音楽活動に専念しようとしているのか──二宮の言動を振り返り、不安に駆られるファンもいるという。