歌舞伎俳優の市川海老蔵(44才)が、これまで沈黙を守ってきた“多重交際”や、亡き妻・小林麻央さん(享年34)の姉である小林麻耶(42才)との亀裂など、さまざまな疑惑について、ついに口を開いた。
4月21日発売の『週刊文春』では5ページにわたるインタビューが掲載され、『女性セブン』が報じてきた海老蔵の“多重交際”やSNSで知り合った複数の女性たちと密会し、さらには麻央さんと暮らした邸宅にも複数の女性たちを宿泊させたことなどについて説明。愛妻家で、かつイクメンとして知られる海老蔵にとって相当なイメージダウンは否めない行為だが、これに関しては本人も反省しきりだった。
女性たちと肉体関係があったかどうかについては「わからない」などと濁したが、複数女性との密会や、麻央さんとの思い出の家に女性を招き入れたことは認めている。
ただ、独身の海老蔵に、女性と交際すること自体を非難するのは少々、酷というものだろう。自身も“手当り次第”ではないと説明しているし、再婚を視野に入れているとも弁明している。事実、ここ最近になってブログやYouTubeなどでも再婚について口にする機会が増えていた。
「市川團十郎という歌舞伎界の大名跡襲名を控えていることもありますし、子どもたちの将来のことも考えて、再婚に前向きになってきているのは確かです。ただ、成田屋に生まれた海老蔵さんには、背負うものが多い。
歌舞伎俳優の妻となると歌舞伎界の慣行や梨園のさまざまなしきたりも学ばなければなりませんから、誰でもいいというわけにはいかないという考えは強く持っていらっしゃると思います。複数の女性から適した人を選ぶ、という形になってしまうのは致し方のないことかもしれません」(梨園関係者)
婚活を理由に、海老蔵の多重交際を擁護する声もちらほらと聞こえてくる。しかし本当に“再婚”だけを考えての行動だったのか。“女遊びは芸の肥やし”という言葉もあるが、海老蔵は今回のインタビューで「芸の肥やしとは思っていません」と、きっぱりと否定している。
だが、過去には「芸の肥やし」についての発言もあった。ある芸能関係者は言う。
「海老蔵さんは以前、オンラインサロン会員から『芸の肥やし』について質問され、答えていました。そこでは、江戸時代には遊郭に豊富な情報が集まっており、花魁などと会ったり遊ぶことでそうした情報を得ることができたことから、いつの間にか女遊びが芸の肥やしに変換された、という説を紹介した上で、『今の感覚だとだいぶ女性に失礼な言葉のようにも私は感じたりします。今流の当世流に置き換えれば、私はSNSが実は肥やしとなると。それを芸の肥やしにするのは本人次第なり』といった回答をしていたようです」
現代ではSNSでのファン交流こそが“肥やし”になるという海老蔵。そこで知り合った女性たちとの“密会”を芸の肥やしにするもしないも、本人次第なり、ということか。