4月中旬の日曜日、コーヒーチェーンの店内には思い思いに休日の朝を過ごす人たちの姿があった。新聞を広げてくつろぐ初老の男性、マスク越しにおしゃべりを楽しむ女性グループ、ランニングを終えたばかりの若い男性──多くの人が穏やかな表情を浮かべるなか、一心不乱にペンを動かす真剣な表情の女性がいた。コーヒーカップをテーブルの端に寄せ、テキストを見ながらノートに英単語を猛スピードで書き進めていくのは、タレントの小倉優子(38才)だった。
「先週も同じ時間に彼女を目撃しました。バラエティー番組の企画で受験勉強をしていることは知っていましたが、ここまで本気だとは思いませんでした。30分ずつ区切りながら英語と国語のドリルを交互にこなし、集中力をキープしているようでした」(カフェの常連客)
小倉は今年2月、バラエティー番組『100%!アピールちゃん』(TBS系)で大学受験に挑戦すると宣言した。2021年に放送されたドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)を監修した東大生で作家の西岡壱誠さんらの指導を受けながら、早稲田大学教育学部を目指すという。
しかし、現役の高校生と比べて、彼女が受験勉強に割くことができる時間は限られている。2018年に再婚した歯科医師の夫と2019年末から別居状態が続いており、3人の男の子をひとりで育てているからだ。
「彼女は育児と仕事に加え、受験勉強という“3刀流”を実現させるため、1分1秒たりとも時間を無駄にしていません。子供たちが起きる前の朝4時頃や、楽屋での待ち時間を利用して、週に20時間近くの勉強時間を確保しているようです。勉強を始めてから、大好きなお酒も一切口にしていないとか」(芸能関係者)
17才で芸能界入りした小倉にとって、大学受験は20年越しのチャレンジ。それも、早稲田大学という難関大学を目指すのには理由がある。
「彼女は長男を難関私立小学校に通わせるほど教育熱心で、自ら勉強を教えることも多いそうです。あるとき、長男の英作文の宿題を添削したときのこと。小倉さんは間違いを指摘しましたが、長男は正しいと言い張り、彼女は何も言い返せなかったのだとか。子供が成長するにつれ、自分にもっと知識があれば、と思う場面が増えてきたそうです」(前出・芸能関係者)