NHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』の4月25日放送回から、ヒロイン・黒島結菜が本格登場、その妹役として上白石萌歌もお目見えした。前作『カムカムエヴリバディ』で姉・上白石萌音がヒロインを務めたのに続く妹の朝ドラ登場に、ネット上では「姉妹で朝ドラ出演すごいな」といった声が広がっている。演技の評価も高まっていると、ベテラン芸能ライターが言う。
「沖縄を舞台にした本作には、ヒロインの黒島さんや母親役の仲間由紀恵さんをはじめ地元出身の俳優が多く出演しており、ナチュラルな沖縄ことばを話していますが、萌歌さんは彼女たちに混ざってもほとんど違和感がありません。鹿児島出身ということで近い部分があるのかもしれませんが、歌手でもある萌歌さんは、相当耳がいいのでしょう。
萌歌さん演じる歌子はシャイな性格ですが、今後歌の才能に目覚めていく予定です。萌歌さんの魅力が存分に発揮される当たり役になるのでは、と注目が集まっています」
萌歌は現在、日本テレビ系連続ドラマ『金田一少年の事件簿』にもヒロインとして出演しており、大ブレイク中。今後は、姉に続く“快挙”にも期待がかかる。
「この『ちむどんどん』をステップに、萌歌さんが近い将来、朝ドラのヒロインに抜擢されるのではないかという見方が業界内で広がっています。近年の朝ドラでは、重要な脇役を務めたあと、ヒロインに起用されているケースが増えており、なかでもヒロインの妹役から選ばれるのが王道パターンです。
『おかえりモネ』(2021)でヒロインを演じた清原果耶は『なつぞら』(2019年)でヒロイン・なつ(広瀬すず)の妹役でしたし、『まれ』(2015年)の土屋太鳳は『花子とアン』(2014年)で、『おちょやん』(2020年)の杉咲花は『とと姉ちゃん』(2016年)で、それぞれヒロインの妹役を演じていました。今の萌歌さんの人気からすれば、数年のうちに朝ドラヒロインに選ばれる可能性は大いにあり得ます。
姉妹で朝ドラ出演だけでもすごいのに、ともに朝ドラヒロインとなれば快挙です。かつて石田ゆり子さんとひかりさんの姉妹がテレビ界を席巻したように、今まさに『上白石姉妹時代』が到来しているといっていいでしょう」(同前)