完全試合を達成し、一躍時の人となったロッテの佐々木朗希(20才)が、今度は別の形で世を賑わせている。24日のオリックス戦で先発した佐々木がボールの判定に不服そうな表情を浮かべると、白井一行球審(44才)は佐々木に詰め寄り、捕手の松川虎生(18才)が必死にこれを制止。この行動が波紋を呼んでいる。
問題の場面は2回2死1塁、カウント0-2で発生した。佐々木が投じたストレートは際どいコースだったが、球審の判定はボール。この投球で1塁ランナーが盗塁したため、佐々木は捕手・松川の2塁への送球を確認した後、苦笑いしてマウンドを降りると、白井球審は怒気を含んだ表情でマウンドに詰め寄った。40年来の野球ファンの男性はいう。
「判定に怒った選手が審判にキレるのは日常茶飯事ですが、審判が選手に怒って詰め寄るシーンなんて初めて見ました。しかも問題のシーンを見返すと、佐々木は暴力を振るったわけでも暴言を吐いたわけでもなく、苦笑いして不服そうな表情を浮かべただけ。そんなの巨人の菅野(智之)もしょっちゅうやってますよね。佐々木がマウンドを降りたことを問題視する意見もありますが、盗塁が絡んだプレーだったので、“詰め寄った”という感じでもありませんし。
際どいコースをボールと判定されるのは、しょっちゅうあること。それにイライラしてしまったのは佐々木の若さでしょうが、40代の審判が18才の松川になだめられるなんて、異常なシーンでしたね」(野球ファン)
白井氏の態度に対し、ネットには、
「審判としてあるまじき行為」
「球審から詰め寄るとか自分の仕事が何かわかってないのか?」
「苦笑いでこんなんされたらかなわないよ まじで試合の邪魔」
など、批判的な意見が殺到。ただ、ダルビッシュ有(パドレス)は、Twitterに「選手も散々態度出すんだから審判にも態度出させてあげてください」とつづり、野球解説者のデーブ大久保はYouTubeで、「マウンドを降りるしぐさをしちゃってるんですね。昭和の審判なら退場ですよ」(一部抜粋)と述べるなど、関係者からは白井氏を擁護する意見も上がっている。フリーの野球記者はいう。