韓国出身のアーティスト・ジェジュンが来日、2年3か月ぶりとなる対面によるファンイベントを行い、昼夜2公演で約1万人のファンと感動の再会を果たした。冒頭で、「泣きそうになった」と語ったジェジュンは、「会場で歌えるって、気持ちいいですね」と感慨深げに会場を見渡し、ファンと喜びを分かち合った(4月14日、『J-JUN THURSDAY PARTY with JAEFANS 2022』、東京・東京国際フォーラム Aホール)。
1部は、2020年7月に劇場公開された映画『ジェジュン:オン・ザ・ロード』(Netflixで配信中)をひもとくシネマ・コンサートのスタイルで、ストリングスオーケストラとバンドを従え、『FOR YOU』や映画の主題歌『We’re』(韓国語Ver.)などを披露。4曲のバラードを歌い上げ、繊細で力強く透き通った歌声に、会場からはすすり泣く声も聞こえた。
続く2部では、イベント前日に放送がスタートしたドラマ『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』(日本テレビ系)の主題歌『六等星』をファンの前で初披露。『六等星』は、「ジュンスの声も入れたかった」からと、コーラスにジュンスの声を重ね、ファンの感動は2倍に。「ジュンスはミュージカルで忙しかったのに、『六等星』の準備を優先してくれた」と終演後、うれしそうに語った。
JYJでともに活動したジュンスとの約11年ぶりのユニット曲(ユニット名:J-JUN with XIA/JUNSU)とあって、K-POP界では久しぶりに大きな話題となった。
例年1月に行っていた誕生日のファンイベント(Birthday Party with JAEFANS)が、今年は3か月遅れで実現。「大事なイベントでは必ず雨が降る」という自他共に認める雨男だが、この日も小雨混じりのあいにくの天気で、ジンクスは健在だった。感染対策のために声援を送れない会場のファンが、拍手とハミングでバースデーソングを合唱。ひと味違った温かい誕生日プレゼントになった。
※女性セブン2022年5月5日号