〈次男が横浜高校を退部しました。(移籍先は近々)多方面から連絡を受けるので、その度の説明が大変なので…笑笑。ご報告です。理由は、監督による暴言とイジメです〉
4月30日、西武で活躍した元プロ野球選手の小野剛氏が、フェイスブックに投稿した内容(現在は削除)が波紋を呼んでいる。
同投稿によれば、横浜高校の野球部に所属していた小野氏の次男は、監督による〈厳しい指導を通り越した、陰湿な内容〉が原因で退学。また別のチームメイトも同様の理由により退学しており、〈病院でも診断を受けるほど憔悴しき〉っていたと綴った。
横浜高校といえば、春夏通算35回の甲子園出場回数を誇り、松坂大輔や涌井秀章などの数多くのプロ野球選手を輩出している、言わずと知れた高校野球の名門高。
一方で2019年9月には、当時の監督と部長が暴力行為や暴言を働いたとして、同校が両者を解任した騒動も報じられた。その後任が、現監督の村田浩明氏だった。スポーツ紙記者が語る。
「村田監督は涌井の同期で、現役時代は捕手として春夏の甲子園に出場しています。昨年、横浜高校が3年ぶりに甲子園出場を決めた際には、“再建させた”と村田監督の手腕を褒める声が、高校野球関係者から多く聞かれました」
名将の誉れ高い村田氏が目をかけていた選手の一人が、今回騒動となっている小野氏の次男だった。
「元プロ野球選手である父親譲りの体格と野球センスで、中学時代から怪物打者として注目されていた。中3の時にはNHKにも『未来の大器』として取り上げられました。昨年1年生の時から夏の甲子園でベンチ入りしており、将来は同校の主砲を担うスラッガーとして期待されていた。それだけに退学の一報には驚きました」(同前)
小野氏の投稿では〈横浜高校教頭にも起きていることの報告を挙げましたが、何も反応はありませんでした〉とも綴られていた。
一連の投稿の内容は事実なのか。