右足をギプスで固めて、両脇を松葉づえで支える痛々しい姿は、3月中旬に準レギュラー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のロケで転倒して、右足関節外踝骨折をしたお笑いコンビ、ロッチの中岡創一(44才)。全治2か月と発表された通りに、4月末に都内のラジオ局から出てきたこの夜も、まだ普通には歩けない様子だった。
そんな不便そうな姿の傍らを、ビンテージ感たっぷりの高級ヨーロッパ車でマネージャーとともに去っていったのは、相方のコカドケンタロウ(43才)。少し寂しそうに見送った中岡は、1人タクシーに乗車して帰宅していった。
哀愁漂う中岡だが、今やすっかり“癒し系おっさん芸人”の1人として人気者だ。『イッテQ!』の5月1日放送でも、スタジオのひな壇に出演。通常は、自分のロケVTRの放送回のみの出演だが、「ケガをした期間はスタジオに来ていいですよ」と、番組側から認められた内幕を明かした。「ただし、治ったらもうダメ」とのオチもついた特例措置。司会の内村光良(57才)や共演の宮川大輔(49才)らからは「今日VTRないでしょ、帰れよ!」とイジられまくった。
あるお笑いライターは「危険なロケのせいではなく、ルームランナーで転んでのケガだったので笑いに変えられました。転んでもただでは起きない、中岡さんの愛されキャラぶりが発揮されていました」と解説した。
ほんわかな性格で、多くの先輩芸人にもかわいがられている。中岡と同じく体を張ったリアクション芸での第一人者、出川哲朗(58才)とは、毎年オフに二人旅に出かける仲。4月には、千原兄弟の千原ジュニア(48才)が、自宅へお見舞いに来たほどだ。
また、6月24日と25日(東京・北沢タウンホール)に行われるロッチの単独ライブでは、骨折したことで時間が有り余った中岡が、初めて全てのコント原案を担当したという。