アメリカに活動拠点を移したお笑いコンビ・ピースの綾部祐二(44)が、5月19日(日本時間)に公式YouTubeチャンネル「YUJI AYABE from AMERICA」を開設した。初投稿された動画で、サングラスにスーツ姿でキメた綾部はこれまでのニューヨーク生活を振り返り、「来る前に計画を立てたけど、上手くいったことも上手くいかなかったこともある。それが逆におもしろい」と語った。
渡米前に「3~5年間は何も語らない。何をしているか、わからない状態にする」と決めていたという綾部。そして、流暢な英語を突然披露する計画だったが、「俺が思っていた1億倍くらい大変。結構スポーツとかいろんなことを器用にやるほうだけど、英語の勉強はまったくセンスがないことに気づいた」と苦笑いした。
渡米前は「人生で年収が一番あった時期」だったが、「40歳から60歳の20年間を『人生で一番バカやったな、がむしゃらにやったな』という時期に充てたい」と考えたという。「5年後、10年後の自分がどうなっているか全く想像つかないけど楽しみです」と満足そうに微笑んだ。
綾部は2016年10月に緊急会見を開き、ニューヨーク挑戦を発表した。翌2017年4月には全てのCMやレギュラー番組を降板したが、ビザの取得が遅れて足止めをくらい、一時は「行く行く詐欺」とネタにされていた。予定から半年遅れて、同年10月ついに渡米。“Japanese Comedian and Actor YUJI AYABE”として、英語での公式サイトも開設した。
渡米後は日本でのメディア露出を控えているが、ナショナル・フットボール・リーグ情報番組『オードリーのNFL倶楽部』(日本テレビ)に現地から出演したり、オリックス・クレジット株式会社によるスマホ完結型ローン「ORIX MONEY」のCMに出演するなどしている。今年3月よりオンエアされた同CMは、綾部のニューヨーク生活を映すとともに、相方・又吉直樹(41)が語り役を務め、渡米後初のコンビ共演として話題になった。
ただ、芸能記者は首をひねっていた。
「全く仕事をしていないわけではありませんが、綾部さんは英語がほとんど話せず、まだ本人の目標“ビッグになる”には程遠い状態です。そのわりにはInstagramで伝える日常は優雅なものですし、300万円相当のハーレー・ダビッドソンのオートバイを買ったなんて話もある。芸人仲間からも『何で稼いでいるんだ』と不思議がられています。日本にいた頃は年収4000万円と推察されるので、かなりの貯金があるのかもしれませんが……」(芸能記者)
綾部は初投稿した動画で、Instagramのテーマは「こいつ何やってんだ」だったことを明かしている。そんな“ツッコミ待ち”での更新だったため、「リアルでアップしているものは98%ない」とのこと。つまり芸能記者や芸人仲間の戸惑いは、まさに狙い通りだったのだろう。
謎に包まれていた綾部のニューヨーク生活。今後はYouTubeから、その実態がようやく語られそうだ。