芸能

ベンツを愛する谷隼人(75)「車は移動手段以上のもの。免許返納は想像できない」

40代からは「ベンツ」派に

40代からは「ベンツ」派に

 日本がますます高齢化への道を歩む中で、真剣に考えるべき問題が高齢者の運転。警察庁が「免許返納」を勧めている流れもあり、最近では、西川きよし(75)や二之湯智・国家公安委員長(77)など有名人の免許返納が相次いでいるが、一方で「それでも免許は返納したくない」という人たちもいる。俳優・谷隼人氏(75)に聞いた。

 * * *
 ドラマや映画でのアクションシーンのイメージが強いかもしれませんが、こう見えて安全運転派で、擦ったこともありません。今も仕事や買い物で週4~5回は運転しています。

 もともとはオートバイが好きで、16歳から乗っています。それもあって、ドラマ『キイハンター』(TBS系)ではバイクに乗るシーンが多かった。20歳で車の免許を取ってからは並行輸入のアメ車、アルファロメオ、30代になってBMW、40代から今に至るまではベンツと、年代に合わせて乗り換えてきました。

 僕らの時代は、俳優としてキャリアを積んで、頑張った自分へのご褒美が車だった。「俺もこんな車に乗れるようになったんだぞ」という周囲へのアピールでもありました。だから車は移動手段のためだけでなく、それ以上のものなんです。

 当時は先輩方もいい車に乗っていました。鶴田浩二さん、高倉健さんはポルシェ、千葉真一さんはスポーツタイプだった。

 たとえ自分がその車を買うことができても、先輩と同じ格の車には乗ってはいけない、そんな暗黙の了解がありました。例えば健さんがポルシェなら自分はBMWというように。立場をわきまえつつ、好みやステイタスで選んでいました。

 昔はひとりで早朝の海を見に行くのが好きでしたね。太陽が昇っていく様を見ていると元気が出る。仕事が忙しいなか、車はひとりになれる、リフレッシュできる大事な空間なんです。免許を返納して車と決別する自分を想像できないというのが、正直なところです。

※週刊ポスト2022年6月3日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン