一方、妹の萌歌はというと人気ドラマ『義母と娘のブルース』(2018年・TBS系)で綾瀬はるかの義娘を演じたことで大ブレイクした。
「役者としての彼女は不器用だけど、爆発力がある。天才的というか、僕らの想像を超えたお芝居をしてくるんです」
そう評するのは、同作の演出を担当した平川雄一朗氏。
「彼女は常に一生懸命に、真剣に、“心で演じる”ことを意識している。だからこそ人の感情や琴線に触れる演技が出てくるのだと思う。僕の言ったことを理解し、それをそのままやるんじゃなくて、さらに発展させられる。また仕事をご一緒したいなと思わせる、素晴らしい女優さんです」
奇しくも2人ともその素直な人間性と役柄への取り組みが高く評価されているようだ。
(第2回に続く)
※週刊ポスト2022年6月10・17日号