“将来の天皇家”秋篠宮家が結束し国民の信頼を得ることは、いまの令和皇室には最重要課題。そのカギを握るのは次女の佳子さまだが、公務で活躍される機会は少なく、秋篠宮ご夫妻との距離も広がっているようで──。
6月11~12日に広島県で開催される「全国ろうあ者大会」をめぐって、宮内庁関係者から戸惑いの声があがっているという。「佳子さまは、臨席されないのか──」。佳子さまは昨年5月から、大会を主催する全日本ろうあ連盟に、非常勤嘱託職員として勤務されている。したがって、当然佳子さまもお出ましになるとみられていた。ところが蓋を開けてみれば、臨席されるのはご両親のみの予定だった。
佳子さまが全日本ろうあ連盟で働くようになった背景には、紀子さまの影響がある。
「紀子さまは大学2年生の頃からサークルで手話を学ばれていました。日本語の手話だけでなく、英語やインドネシア語の手話も身につけられています。『全国高校生の手話によるスピーチコンテスト』での挨拶など、さまざまな場面で注目を浴びてきました」(皇室記者)
眞子さんと佳子さまも幼い頃から手話を学ばれた。2015年5月、佳子さまは紀子さまとともに、聴覚に障害のある俳優が、視聴覚に障害のある役を演じて話題になった映画をご覧になった。
「佳子さまは時折涙ぐみながら映画をご覧になり、手話というコミュニケーション手段に心を動かされたご様子でした」(前出・皇室記者)
佳子さまは、同年9月に「第2回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」で、初めて人前で手話を披露された。
「紀子さまと眞子さんにアドバイスをもらいながら、入念に準備をして臨まれたそうです。ダンス経験者の佳子さまの手話はメリハリや優雅さがあると評判でした」(前出・皇室記者)
2021年10月には、結婚を間近に控えた眞子さんも一緒に、聴覚障害のある女性の成長を描いた映画を母娘3人で鑑賞された。手話は、お三方を結ぶものでもあったのだろう。
自ら希望された就職だった
手話に相当な親しみを感じられていたはずの佳子さまなので、今回の全国ろうあ者大会に臨席されないことに、少なからぬ関係者が首をひねったという。
「秋篠宮家の最側近の皇嗣職大夫が担当記者から、佳子さまの不在について質問を受けたそうなのですが、“出席するのはご夫妻”という返答に留められ、詳細は語られなかったといいます。臨席はないとしても、職員である佳子さまが、裏方として大会にかかわられるのであれば、それを公にしてもいいと思うのですが……」(前出・皇室記者)