新世代YouTuberグループとして、若い世代から絶大な支持を集めている「コムドット」。やまと(23)、ひゅうが(23)、ゆうた(23)、あむぎり(23)、ゆうま(23)の幼馴染5人組で、「地元ノリを全国へ」のコンセプトを掲げ、YouTubeのチャンネル登録者数は340万人に上る(5月末時点)。リーダー・やまとが手がけたエッセイ『聖域』は40万部のベストセラーとなるなど、その人気は留まるところを知らない。
2000年前後に生まれた“Z世代”のコムドットファンたちに話を聞いたところ、多くのファンが「彼らの動画を見ると自己肯定感が上がる」と話した。なぜ若者たちは、彼らの存在に鼓舞されるのか──。
関西の大学に通う男子学生・Aさん(20代)は、こう語る。
「売れていない時期から彼らの動画を見ています。そのプロセスを一緒に見てきているから、自分も彼らと一緒に成長してきた気分。有名人になっても、昔からのスタイルを変えていないことも好感を持てますね。
やまとさんの本も買って読んだのですが、動画でも本でも、一貫して『自己肯定感を大事にする』ということを教えてくれます。そういう考え方が良いと思うし、落ち込んだときにポジティブにさせてくれるのが最大の魅力だと思う」(Aさん)
コムドットは時に炎上騒動が話題に上ることもあるが、Aさんは「だからといってファンをやめるなんて考えたことはない」という。
「炎上しても、しっかりと謝罪をしていましたし、逆に『失敗しても立ち直れる、成功できるんだ』というモデルになっているんじゃないですか? やまとさんは炎上したときにSNSで長文の謝罪文を出していて、そのなかでは謝罪だけでなく、誹謗中傷してきた人に対してしっかりとNOを突きつけて問題提起していた。そういう姿はカッコイイと思いますよ」(Aさん)