「ついに、ついに来ました。私の相棒、メルセデスベンツのCクラスの赤! わーい、やったぁー!」
人気YouTuberとして再ブレークを果たしているタレント中川翔子(37才)が5 月29日、新車をお披露目する動画を公開した。「デビュー20周年のご褒美で、人生で一番の買い物」という愛車で、早速都内をドライブ。コメント欄には「かっこいい!」「おめでとう」との祝福の声が、800件以上も届いた。
中川といえば、昨年8月に『100億年ぶりの水着…。恥ずかし過ぎて泣きそう…。』とのタイトルでビキニ動画を公開し話題を呼んだが、今回の”ベンツ動画”は、車好きのユーザーたちの間では、それ以上に注目を集めている。とりわけ900万円という値段に驚きの声が上がっている。ある車情報誌編集者は「もともと、ベンツCクラスは、庶民でも手が届くモデルとして始まったシリーズで、当初は400万円台から購入できていました。ただ、昨年リリースされた7年ぶりのニューモデルの価格設定は654万円からとなっていて、高級感が一気に跳ね上がったのです」と説明する。
コロナ禍が長引いて、世界的に半導体不足となったこともあっての高価格設定だったが、それでもメルセデスベンツグループの2021年は、売上高が1679億7100万ユーロ(約23兆2237億円)と前年比9%アップ、EBIT(利払前・税引前利益)は290億6900ユーロ(約4兆191億円)と、前年比4.4倍の増益を記録した。同グループのオラ・ケレニウス会長は「2021年は、戦略的な進歩を遂げた。今後も下を向くよりも上を向きたい」と、さらなる高級化への方針を口にした。
「それでも物価も所得も上がっている世界では、しっかり売れているということです。日本でも、中川さんが当初狙っていたワゴンタイプは、売れ過ぎて納車時期が未定ということで購入をあきらめたように、高価格帯は売れに売れています。もちろん、中川さんはいろいろなパーツをアップグレードして900万円にまでなっているわけですが、ベンツ1つを取って見ても、格差がさらに広がってきていることが分かりますね」(前出・車情報誌編集者)