6月22日に公示、7月10日投開票が予定されている参院選。とくに注目されているのが大乱戦となっている東京選挙区だ。長年同区をお膝元としてきた立憲民主党の蓮舫氏(54)は、前回の2016年参院選では112万票あまりを獲得し、2位に大差をつけてのトップ当選を果たしている。ところが、今回自民党が2人目の公認候補として、元「おニャン子クラブ」メンバーの生稲晃子氏(54)を擁立したことで、雲行きが怪しくなっているという。
大手紙政治部記者はこう話す。
「東京選挙区は定数6にすでに22人が立候補を表明しており、異例の大混戦になっています。そうした中でも生稲さんは有力で、当選圏内にある。生稲さんを激励するために先日開かれた『励ます会』には元おニャン子クラブメンバーの城之内早苗さんも駆けつけるなど、タレント候補とはいえ、本気度は目をみはります。風向き次第ではトップ当選もありうる」
蓮舫氏にとってトップ当選の座を脅かす“最大のライバル”が現われたというわけだが、本人はそこまで焦りを見せていないようだ。それがわかる象徴的な様子を本誌・週刊ポスト取材班はキャッチした。
5月下旬の夕方、都内の閑静な公園近くにあるカフェのテラス席で娘と食事をする蓮舫氏がいた。蓮舫氏が飼っていると思われる白い中型犬2匹も一緒だ。
パスタなどの料理が運ばれてくる中、蓮舫氏は美味しそうにゴクゴクと赤ワインを飲み、どんどん杯を空けていく。自身のグラスが空くと、テーブルの上に置かれていた赤ワインのボトルから手酌でワインを注ぎ、娘のグラスにもなみなみとワインを注いでいた。