ものや金銭の貸し借りは、親しい間柄でも簡単に破壊しかねない。自分のものをシレッと搾取されたら、誰だってムカつくはず……! 実際に起きた“貸し借り”に関するトラブル体験談を紹介します。
●10年ほど前に孫の面倒に費やした時間を返してほしい。長女夫婦は共働きだったため、孫の小学校入学までの手助けを買って出ました。熱を出したと連絡があれば保育園に駆けつけ、時には泊まり込みで看病した日もあったっけ。
それなのに孫が高校生になった頃、「いまの人は、夫にも育児休暇とか時短があっていいわねぇ。私のときなんて誰も助けてくれなかったわ」と子育てに関するニュースを見ながら長女がポツリ。私の支援をケロリと忘れてる!
「何言っているの! あんたたちの手が回らなかった分、私が面倒を見たじゃないの!」と詰め寄ると、「おばあちゃんが孫の面倒を見るのは当たり前でしょ」とシレッ。はぁ〜、助けて損した!(佐賀県・78才)
●35年前からのママ友、Aさん。近所に住んでいたときはおかずの交換をする仲だったので、当時、幼稚園児だった娘が愛用中だった、アニメキャラがプリントされた弁当箱におかずを入れて渡しました。「返すのはいつでもいいよ」とは言いましたが、結局その弁当箱は借りパク(借りたまま返却せず私物化すること)されたまま。
先日、娘から同じ弁当箱がフリマアプリで4000円前後で取引されていると聞き、いまさらながら悔しい。こんなに引きずるなんて……。(埼玉県・58才)
●会社帰り、オープンしたばかりのワインバーの前で、同じ部署のH美とバッタリ。「入ろうか」と意気投合し、入店。景気よく飲みすぎたため、会計は1人7000円。すると彼女は「今日5000円しかなくて、ごめんっ」と言うので2000円を立て替えました。
週明けには返してくれると思いきや、会社で会ってもスルー。「先週の……いいかな?」などと取り立てシミュレーションまでしたものの、言えずじまい。結局返金はなく、それからは私と顔を合わせると、そそくさと逃げるようにいなくなる。そんな態度ならもういいやと放置。たった2000円でどうしてそうなる?(福岡県・41才)