『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)に、女性のライダー「仮面ライダーアギレラ」役として出演中の女優・浅倉唯さん(25才)。青森県弘前市出身の彼女は「とにかく地元が大好きで、いつでも帰りたい」と微笑む。浅倉さんの語る「青森にあって、東京にはないもの」とは。
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『仮面ライダーリバイス』の撮影が始まるまでは、しょっちゅう青森に帰っていたんです。1か月に1回は帰って、1週間くらい青森で過ごして、東京に戻るという生活を繰り返していました。でも、もう1年くらい帰れてない! 青森の空気を吸いたいな……。でも、お仕事が忙しいのは本当にありがたいですね。
私は、幼稚園に通っていたころから、ずっとアイドルになりたかったんです。ただ、自分がアイドルなんて……という感情も同時にあったので、他人には秘密にしていました。東京には芸能コースのある専門学校がありますよね。青森にはないんですよ! 検索しても0件で(笑い)。だから、アイドルになりたい!と心に秘めてはいたけれど、特別なことはしていないです。本当に平凡な学生生活を送りました。
大学進学を機に上京して、幸運にも夢だったアイドルになることができました。3年間の活動の中で「アイドルはやり切った」と思えたので、今後は女優として、演技のお仕事を頑張りたいと思っています。
地元の弘前は、桜の名所。地元にいるときには、あまりにも身近すぎてありがたみを感じられなかったんですけど、東京に来て、18年間もあの桜を日常の中で見ることができていたなんて、なんて贅沢だったんだろう!と気づきました。
地元でよく遊びに行くところといえば……正直、あまり思い浮かばないですね(笑い)。イトーヨーカドー、もしくは「ヒロロ」という商業施設内を転々としていた記憶があります。弘前のダイソーやTSUTAYAは、東京と比べると、全部大きいんですよ。1店舗を回るだけでも結構な広さがあるので、飽きなかったです。ガストでドリンクバーを頼んで、友達とおしゃべりするのもよくやっていました。弘前にスタバができたのは2015年なので、私は、スタバよりガストに愛着があります。
東京の人たちは、いろいろなことに気を遣っている気がします。例えば、電車に乗るときに、ドアが開く前に律儀に列を作ったり、リュックを前に抱えたり、他人とぶつからないように自分の立ち位置を調整したり。みなさん、24時間気を張られているようにみえて、「疲れないのかな?」と心配になります。
青森の人たちは、東京の人たちよりもおおらかというか、いい意味で「気を遣わないところ」があると思います。とくに、人と人のつながりは濃密で、多少お節介だったり、世話を焼きすぎかなと思うところもありますが、それが生活していて心地のいい人間関係を作っているんじゃないかな。