近すぎるアイドルとしてマダムたちから爆発的な支持を得る「純烈」が、結成15年目の今年新たな局面を迎えている。メンバーの脱退に伴い欠員の補充を示唆したところ、意外な人物が「我こそは」と立候補して──。
「1人か2人か3人かはわからんけど何人か入れる。3人ではやらへん」
発端はこの言葉だった。4月末のライブでムード歌謡グループ「純烈」の新たなメンバー候補の構想を語ったのは、リーダーの酒井一圭(46才)だ。メンバー最年長の小田井涼平(51才)が今年いっぱいで卒業するのに伴い、新メンバーを入れる構想があると漏らしたのだ。
実はいま、この発言をきっかけに、純烈の新メンバーになりたいという問い合わせが殺到しているという。
「公に募集告知をしたわけではないのに、素人から芸能人まで多数応募しているというのだから驚きですよ。長年バラエティーで活躍しているタレントさんや、元アイドル、芸人さんまでさまざまで、純烈の所属事務所では、想像以上の反響にただただ驚いているのだとか」(芸能関係者)
現在、純烈は、酒井、小田井、白川裕二郎(45才)、後上翔太(35才)の4人組。2007年に結成し、2010年にCDデビューを果たしたが、当時は鳴かず飛ばずだった。
レコード会社から契約を打ち切られる危機に見舞われながらも、健康ランドやスーパー銭湯の宴会場で地道にライブを重ねた結果、じわじわと人気に火がつき、「スーパー銭湯アイドル」としてブレーク。ムード歌謡と親しみやすい軽妙なトーク、ハグなどの濃厚なファンサービスで中高年マダムのハートをガッチリと掴んできた。いまや、紅白歌合戦に4年連続で出場を果たすほどの人気グループだ。
「純烈は、プロデューサーも兼任する酒井さんが自らメンバーを集めました。メンバーは、元戦隊ヒーローなど、一度表舞台に立ったものの、その後、なかなかうまくいかなくなっていたタレントたちです」(前出・芸能関係者)
純烈からメンバーが抜けるのは、これが初めてではない。もともと純烈のメンバーは6人だった。2016年には林田達也(40才)が父親の介護を理由に脱退している。
「2019年には、友井雄亮(42才)が、過去の交際女性へのDVや金銭トラブルを報じられ、『応援してくれる人の夢を壊してしまった自分は、メンバーでいる資格はない』と脱退し、芸能界も引退。純烈は、残った4人で活動を続けてきました」(スポーツ紙記者)
もともと体力の限界を感じていた小田井だったが、この友井の脱退劇が決断の決め手となったという。