昨年10月の岸田政権発足後、自民党の国会議員が不祥事によって離党する初めてのケースとなったが、その内容があまりにひどすぎた。総スカンを食らっているのは、岸田文雄首相(64才)の派閥、岸田派のホープといわれた吉川赳衆議院議員(40才)。6月10日発売の『週刊ポスト』で“パパ活疑惑”が報じられ、自民党を離党したあのお騒がせ議員だ。
詳細は実に生々しい。“パパ活”のお相手の女性は、18才ながら吉川議員に勧められて高級焼肉店で飲酒。さらにホテルで共に過ごしたのだが、彼女は週刊ポストの取材に「4万円のお小遣いをいただいて、ホテルのベッドで服を脱がされた」と証言。未経験の女性が何度も拒否すると、吉川議員は「胸を見せて」と言い一人で始めたという……国会議員にあるまじき、文字にするのも憚られる行動である。
昨今、国会中に居眠りやスマホをいじったりと、モラルを欠いた行動が指摘される議員が増えているが、吉川議員は、そんな問題行動の“常習犯”だった。2020年、国会中にスマホで自転車の通販サイトを閲覧したり、趣味の落語の本を熟読していたことが問題視され「猛省しております」と謝罪したが、翌年、同じようにスマホでスニーカーの紹介サイトを熱心に見ていたのである。
「スマホの操作は巧みですよ(笑い)。SNSの利用も熱心でしたが、時に暴走することもありました。彼はあることがきっかけでツイッターのアカウントを削除しているのです。それは、セクシー女優や風俗嬢の投稿に頻繁に『いいね』を押していたことがバレたからです。国会議員の公式のアカウントでやるには、少々悪目立ちしてしまい、慌ててアカウントごと抹消しました。いろいろと“前科”のある人なんです」(政治部記者)
比例とはいえ3期も代議士を務めたなら、地元ではそれなりの人望が集まっていそうなもの。だが、出てくるのは憎まれ口ばかりなのである。吉川議員の近隣の住民が言う。
「以前、町内会費で揉めたことがありました。彼は実家のすぐ近くに家を持っているので、町内会費を払うようお願いしたところ“実家が払っているから、おれは関係ない”と拒否。一世帯ずつに支払いを求めているのですが……あの高圧的な態度で言うので、こちらもそれ以上何も言えなくて」
さらに別の地元後援会関係者はこう話す。