東京・世田谷区の住宅街に三階建ての瀟洒な邸宅が新築されたのは4月下旬。表札はなく、近隣住民も「誰が住んでいるのかわからない」と首を傾げるが、登記簿謄本を確認すると所有者は「株式会社ローレル」とある。同社は参議院議員の蓮舫氏(54才)の父で、台湾バナナの輸出入業を営んでいた謝哲信さんが1963年に設立した老舗の商社だ。
「謝さんが亡くなった後、長らく社長を務めていた母親が昨年末に退任し、蓮舫氏が代表に就きました。地元に建てた新しい豪邸は、少なく見積もっても2億円は下らない。蓮舫氏が母親や娘夫婦と暮らすための“三世帯住宅”で、共有部分に吹き抜けのある設計やデザインの細部に至るまで彼女のこだわりが込められているといいます」(蓮舫氏の知人)
参院選を目前に控え、全国を駆け回る蓮舫氏が自宅に帰る時間はほとんどないという。一方で、意外な人物が新居に出入りする姿が目撃されている。蓮舫氏の長男で、昨年までアイドル活動を行っていた元タレントの琳さん(25才)だ。
「幼い頃から嵐の櫻井翔さんに憧れ、芸能界入りを夢見ていた琳さんは、イギリスの高校を卒業後、2019年にドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)で俳優デビュー。アイドルグループVOYZ BOYのメンバーとしても活動し、注目を集めていました。コンサート会場では若い女性ファンにまじってペンライトを振り回す蓮舫氏の姿が、頻繁に目撃されていたといいます」(芸能記者)
蓮舫氏は、琳さんが出演するテレビ番組をすべて録画し、アポなしで撮影現場を激励に訪れてスタッフを驚かせたこともある。
「多忙なスケジュールの合間を縫って、ひとり暮らしをする琳さんのマンションに押しかけて甲斐甲斐しく洗濯や掃除をすることもあったといいます。国会では鬼の形相で首相を追及する蓮舫氏ですが、プライベートでは世間の過保護な母親と何ら変わりありません」(前出・芸能記者)
目に入れても痛くないほど溺愛した長男が、よもやの“造反劇”を起こしたのは昨年1月。琳さんは自身のYouTubeチャンネルで「今日で母親のことを気にして生きるのはやめたいと思います」と発言し、「これからは政治にも向き合おうと思います。仮に母と意見が食い違ったとしても自分の意見は曲げないつもりです」と訣別を宣言したのだ。
「彼の覚悟は本物で、次の参院選も立憲民主党から出る母親の“政敵”である自民党に入党。さらに、資産数千億といわれる政界の大物フィクサーと養子縁組をし、母と同じ姓を捨て去り、退路を断ったのです。家族は一時、崩壊寸前で、住む場所もバラバラでしたが、三世代の親子が集まる家が完成したのを機に、親子の距離も以前より近づきつつあるといいます」(前出・蓮舫氏の知人)
もっとも、表向きは“復縁”しても、政治信条とプライベートは別。今年4月の誕生日に衆院選の被選挙権を得たことで、にわかに琳さんの動向に注目が集まっている。
蓮舫氏の母に聞いた。