濃紺のパーカに、ワイドシルエットの黒のロングパンツ。足下は重めな印象のブーツに、肩にかけた黒いバッグに打ち込まれたスタッズが目立つ。6月中旬の夕方、全身をほぼ黒でまとめたファッションで、東京・渋谷のセンター街を歩いていたのは広末涼子(41才)だ。若者でごった返す喧騒の中、マスク越しでもわかる広末の姿に、行き交う人々が驚きの表情を見せていた。
海外留学中の長男を筆頭に、3きょうだいの母である広末だが、仕事にも精を出している。7月5日スタートの永野芽郁(22才)主演ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)では、大企業の敏腕経営者を演じる。
「広末さんと永野さんは、2017年の映画『ミックス。』で共演しています。当時、永野さんはまだ朝ドラのヒロインを務める前。10代からテレビ出演することの難しさを、同じく若くして芸能界に入った広末さんに相談したこともあったそうです」(テレビ局関係者)
また、広末は公開中の映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』で、変死を遂げた資産家の家に出入りする謎めいたリフォーム業者役も演じている。かと思えば、今年4月には初のエッセイ『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』を上梓した。冒頭は、多忙な広末のちょっとした“息抜き”の時間だったようだ。
その日、広末が向かったのは芸能界でもリピーターが多いというマッサージ店。たっぷり1時間半施術を受けると、その足で、飲食店やアパレルショップが軒を連ねる繁華街をのんびりと散歩。百貨店のレストラン街にある寿司店に入ると、カウンターに座り、ここでもゆったりとおひとりさまを満喫したようだ。お騒がせ女優はもう遠い過去。“おひとりさま”もサマになる貫禄女優の様相を見せていた。
※女性セブン2022年7月7・14日号