「やっと公開日が決まってひと安心です。一時はどうなることかと思いましたから」。そう胸をなでおろすのは、ネットフリックスのオリジナルドラマ『First Love 初恋』の関係者。このほど、配信開始日が11月24日と発表された。公開日と同時に明らかにされたのがW主演の佐藤健(33才)と満島ひかり(36才)以外のキャストで、その豪華な面々が話題を呼んでいる。中でも注目を集めているのが、満島の母親役を小泉今日子(56才)が演じることだ。
本作は、1999年にリリースされた宇多田ヒカルの名曲『First Love』と、その19年後に発表された『初恋』にインスパイアされたラブストーリー。満島が演じるのは、フライトアテンダントを目指すも、不慮の事故で運命に翻弄されるヒロインだ。主役の2人は順調に決まったが、その後は関係者が頭を抱える事態が相次いだという。
「まずコロナ禍で撮影開始が1年も延期に。加えて、撮影自体も当初の予定から大幅に延びて10か月もかかってしまいました。さらに、宇多田さんの楽曲使用をめぐる話し合いなどもあって……。本来であればもう少し早く公開したかったのですが、時間がかかってしまったんです」(前出・ドラマ関係者)
撮影が長期間に及んだ理由の1つが、満島の強いこだわりにあったという。
「脚本はすでに出来上がっていたんですが、満島さんから『こういったシーンを増やしたい!』といった提案が何度かあったんですよ。スタッフはその都度、脚本を変更したり、新たなシーンの撮影手配に追われていました」(前出・ドラマ関係者)
さらに満島はキャスティングの選定にもかかわった。
「いちばん最初にキャスティングが決まったのは満島さんで、佐藤さんは、満島さんのご指名でした。なんでも、『相手役はドキドキする人がいいから』ということだったそうで。さらに、小泉さんを母親役としてキャスティングしたのも、『小泉さんに母親役を演じてほしい』という満島さんの要望によるものだったんです」(前出・ドラマ関係者)