「若手の俳優さんも多い現場にあって、広末さんはさすがの存在感を放っています。役柄同様、女優としての確かな実力とキャリアを誇る広末さんに、憧れの気持ちを抱いている若手の共演者は少なくありません」(ドラマ関係者)
7月5日にスタートした永野芽郁(22才)主演ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)。「教育系アプリ」の運営を行う会社を起業した、若手経営者を永野が演じている。起業のきっかけになったのは、敏腕経営者役の広末涼子(41才)の特別講義を受けたことだった。ドラマ関係者が明かす。
「現場は和気藹々としています。というのも、撮影開始前に監督から出演者やスタッフに“NOハラスメント”の目標が伝えられたんです。そのおかげで、怒鳴り声が響いたりといったことはありませんし、スタッフもシフト制を敷いて、しっかり休みを取れています。最近、ドラマや映画の撮影現場の環境改善が話題にのぼりますが、配慮が行き届いていて、本当にいい雰囲気で撮影ができています」
広末も、その姿勢に共感しているようだ。
「若い俳優さんたちの演技相談に快く応じています。特に永野さんは、映画『ミックス。』(2017年)で共演して以降、広末さんとは打ち解け、いまや全幅の信頼を寄せています」(前出・ドラマ関係者)
だが、そんな良好な現場で、広末をめぐる「ある悩み」が生じていたという。別のドラマ関係者が続ける。
「撮影期間中に、誕生日を迎える出演者が結構いるんです。広末さんもそのひとりで、しかも永野さんの経営する会社と密接にかかわるインフルエンサー役の石川恋さん(28才)と同じ誕生日です。“どうお祝いしようか”と盛り上がる一方で、“同じ大きさのケーキでいいのかしら”“プレゼントが一緒というわけにもいかないよね”って、スタッフがザワついていました」
俳優間に「格」の違いがあるのは事実だろう。単純に年齢では決められず、それまで演じてきた役柄やキャリアなどから推し量られるものだが、ドラマや映画の現場では、悩みの種になることも多い。
「エンドロールで名前が出てくる順番に気を使うというのはよくある話で、現場では控室をどこにするか、場合によっては移動車の駐車場の位置にまで神経をとがらせています」(テレビ局関係者)