明治時代の「小学生徒心得」とは?

 前述の「小学生徒心得」とはどういう内容だったのか。17条すべてを紹介する。

【1】起床後、顔と口を洗い、父母にあいさつをして学校に行く準備をする。
【2】授業の10分前には着席を。
【3】授業前、先生に礼を。
【4】授業中のおしゃべり禁止。
【5】先生の許可なく教室に入らない。
【6】授業時間になるまで控室で先生の指示を待つ。
【7】遅刻したら理由を話し、先生の指示を待つ。
【8】ドアの開閉は静かに。
【9】顔と手、衣服は清潔にして登校を。
【10】先生の言うことを聞く。
【11】授業中、意見を言うときは挙手し、先生の許可を得てから発言を。
【12】けんかはしない。
【13】先生や知り合いに会ったらあいさつを。帽子をかぶっていたら脱ぐ。
【14】トイレでは衣服を汚さないように注意する。
【15】部屋には案内をされてから入る。
【16】人に親切に。自分勝手にふるまわない。
【17】寄り道や走るのは禁止。馬車には道を空ける。

 当たり前のことばかりのようで実は深いかも……。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2022年7月21日号

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