臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、先日、結婚を発表したファッションモデルでタレントの滝沢カレン(30才)について。
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滝沢カレン風に言えば、その写真は、無邪気にこんちくしょうという言葉を投げつけたくなるほどの幸せ感が、山盛りどんぶりおかわり自由くらい溢れていて、どうしたって”おめでとう!”の一言では足りないくらいだった。7月4日、タレントの滝沢カレンさんが自身のInstagramで建築関係の仕事に就いている一般男性と結婚したことを発表した。
海が見える小高い丘で散歩する滝沢さんと長身の夫と3匹の犬。滝沢さんの傍らには彼女の愛犬、トイプードルのマカロン。隣に立つ白い半袖Tシャツ姿の夫は、左手に彼の愛犬だというバーニーズマウンテンドックとレオンベルガーのリードを握っている。下草の緑は美しく、遠目には海、太陽を背に歩く彼ら。それだけでも幸福感がありすぎるのに、リードを握る夫の手元には、後ろの樹々の間から一筋の陽の光がまっすぐ伸びている。まるで天がこの結婚を祝福し、彼らの手元まで幸せの光を届けているような気がする素敵な写真だ。
その夫について、「記憶をほとんどをその日に置いてくる私ですが、出会ったときの季節、景色を今でも思い出せます。それは私の見ている景色をいつもより色とりどりにしてくれる人でした」と紹介し、「そんな人に私は人生の冒険相手として道を彩ってもらいたいなと思いました」と独特な言葉いや語彙で結婚理由を明かした彼女。その言葉使いや表現は、今では”カレン節”とまで言わるようになった。
デビュー当時の滝沢さんは、へんてこでおかしな日本語を話すハーフタレントという印象。言おうとしていることは感覚的にわかるが、きちんとした言葉使いではなく、きれいな日本語とは程遠い。どこかたどたどしく、流暢ではない。そのくせ時々難しい単語が飛び出てくる独特の表現に、違和感や嫌悪感を覚えた人もいるだろう。デビュー当初はネットでもかなり叩かれていたようだ。