わざわざ遠くの森や大きな公園に出向かずとも、街中でかわいい鳥の姿を観察する“街中バードウォッチング”がいま流行しているのをご存じですか? アウトドア好きな俳優の柊太朗さんと一緒に、東京の街角でバードウォッチングをしてみましょう!
現在、スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にイヌブラザー・犬塚翼役で出演中の柊太朗さん。“犬”ではなく“鳥”との思い出はある?
「僕は北海道の札幌出身で、中学生のときに校庭に真っ白なハクセキレイがすみ着いていました。あと、名前がわからないのですが白と赤の鳥もいたなぁ。石狩の方で釣りをしたときは、カモメやトビもいたし……。身近に感じていましたね」
撮影中もすぐにコツを掴み、鳴き声を聞き分けて次々に野鳥を見つけていた。感想は?
「めちゃくちゃ楽しかったです! 地元は自然が多いので、いろんな種類の鳥がいるのも当たり前に感じていましたが、東京みたいな大都会でもこれだけいろんな種類の鳥が見られるんですね。木の上だけじゃなくて、水辺にも水を飲みに鳥が集まっていたのはちょっと感動しました。普段から散歩はよくするのですが、今度からは鳥を見つけられるように、上を向いて歩こうかな。……あ、上だけじゃなく水辺にもいらっしゃったので(笑い)水辺もチェックするようにしたいです!」
かわいい野鳥に癒されつつ、ドラマの撮影も頑張って!
【プロフィール】
柊太朗(とうたろう)/2000年10月27日生まれ、北海道出身。現在放送中のスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(テレビ朝日系)でドラマデビュー。近年の主な出演作に、ミュージカル『「テニスの王子様」4thシーズン 青学vs不動峰』(2021)など。
バードウォッチングに必要なもの
バードウォッチングを始めるにあたり、あると便利な道具を、日本野鳥の会の荒哲平さんに聞いた。
「まずは双眼鏡です。倍率は8〜10倍、対物レンズの口径は30mmほどのものが初心者のかたにおすすめです。落とさないようにストラップをつけて、首から下げると安心。鳥を探す際はいきなり双眼鏡を覗かず、まず自分の目と耳で探して、その方向を双眼鏡で覗くと見つけやすいでしょう。目を痛めるので、くれぐれも太陽は見ないように注意してください」
また、コンパクトな図鑑も携帯しておくと便利。
「持ち運びに便利なポケットサイズの図鑑を持っていれば『あの鳥、なんていう鳥だろう?』と疑問に思ったときにすぐ調べることができます。当会でも『おさんぽ鳥図鑑』という初心者向けの小冊子をプレゼントしているので、ぜひ!」
街角バードウォッチングの魅力とマナー
日本野鳥の会の荒さんに、街なかでバードウォッチングをする際の注意点などを聞いた。
「コロナ禍で身近な野鳥に興味を持つかたは増えた印象があります。ネットで『シマエナガがかわいい』と話題になったことも。
街中にも小さな公園や街路樹はたくさんあるので、実はスズメやカラス、ハト以外にもいろんな種類の野鳥がいます。今回は5種類の野鳥を見つけましたが、ほかにもいまの時期であれば、ハクセキレイやカルガモ、ツバメも見つけることができます。