世の中には少々変わった“校則”が存在している。「下着は白のみ」「コート着用禁止」など、なぜそんな規則が必要なのか理由がわからないものも多い。女性セブン読者から届いた理不尽な校則や教師に関するエピソードを紹介する。
* * *
「高校生のとき、スカートの中にジャージーをはく、通称『ハニワスタイル』が流行していました。冬は暖かいんですよね。もちろん、校則では禁止されていたので、見つかると、『ハニワは禁止だ! ジャージーははくな、いますぐ脱げ!!』と怒鳴られ、先生の見ている前で脱がされていました。いま思えばセクハラですよね」(28才・会社員)
ハニワスタイル、うちの学校でも流行っていましたが、やはり怒られましたね(記者は46才だが……)。まぁ、だらしがないってことなんでしょうけれど。
最近は、女子でもズボンスタイルの制服が求められ、選択制でどちらをはいてもいい学校が増えてきているそうですよ。
「うちの中学校は『下着の色は白』という校則があり、月に1回、女子生徒は女性教師に、男子生徒は男性教師に、制服を少しだけ捲り上げてチェックしてもらっていました。乳白色もNGで注意されていました。
いまなら、タレントのアンミカさんの言葉を借りて言いたい!『先生知ってる? 白って200色あんねん。乳白色だって白やで!』」(42才・主婦)
この校則は全国的に多いですね。鹿児島県議会議員の柳誠子さんが、昨年3月の定例会で、「『下着の色は白』という校則には合理性がなく、必要性を説明できないのでは?」などと質問したところ、東條広光教育長は、
「周囲を不快にさせない、社会的マナーを身につけさせる観点から、肌着の色や模様が外に透けて見えないようにするため定めている。外に透けない色であれば白以外でも可とした事例もある」
と答弁。柳議員は、
「下着の色を指定したり、色を聞いたりすること自体、社会一般ではセクハラでは」
と食い下がったものの、答弁は覆らなかったことがありました。
「髪を耳の位置より上で結ぶのは厳禁という校則がありました。理由を聞くと、『うなじを見た男性がムラムラするから』ですって。でも三つ編みはOK。三つ編みも、うなじは見えますよ、ねえ?」(42才・主婦)