国内

山上容疑者が恨みを募らせた「統一教会」 安倍氏は関連団体のイベントにビデオメッセージ

安倍晋三氏は過去にも祝電を送ったことが

安倍晋三氏は過去にも祝電を送ったことが

 安倍晋三・元首相を街頭演説中に銃撃した山上徹也容疑者(41)の供述が明らかになってきている。山上容疑者は、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の名を挙げて「母親が統一教会の信者で、多額の献金をして破産した」「恨んでおり、団体のトップを殺害しようとしたが難しかった」「安倍氏が団体とつながりがあると思って狙った」と供述。さらに、事件前日の7月7日に、奈良県内の教団施設に向けて銃を試し打ちしたとも語っている。同教団は7月11日午後に会見を開いたが、すでに複数のメディアに対し、山上容疑者の母親が信者であることは認めている。

 仮に山上容疑者が統一教会に対し不満を持っていたとしても安倍氏を銃撃していい理由にはまったくならないが、では、安倍氏と統一教会側にはどんな接点があったのか。

 安倍氏は昨年9月12日、NGOである天宙平和連合(UPF)の集会に、こんなビデオメッセージを寄せていた。

「今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」

 韓鶴子総裁は、旧統一教会総裁として知られ、UPFは総裁が2005年にニューヨークで創設したNGOだ。ちなみに安倍氏の前にはアメリカのドナルド・トランプ前大統領もスピーチをしていた。

 さらに2006年には、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」にこう報じられたこともある。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン