おかしな校則がある学校は少なくない。髪型や服装を細かく指定するのはもちろん、異性交友に関するものや、なかにはハラスメントまがいのものも……。女性セブン読者から届いた理不尽な校則や教師に関するエピソードを紹介する。
* * *
「中学生のとき、『たとえ寒くても、耐えられる人になるように』と、コートの着用が禁止されていました。途中から、マフラーまで禁止に……。校門を出るときはどんなに寒くてもセーラー服のままでがまんし、教師の姿が見えなくなると、マフラーを巻いていました。心が鍛えられても、風邪ひくって~」(44才・主婦)
「子供は風の子」ってか。1980年代以降、「裸足教育」が推奨され、冬でも靴下を履いてはいけない、男子は半ズボンしかはいてはいけないという校則の学校が増えたとか。
真冬も薄着で過ごす場合、運動などで体を温められれば問題ないですが、何もしなければ体が冷えて免疫力が下がり、自律神経のバランスが崩れるそうです。校則にして強要するなら、薄着には健康効果があるというエビデンスをとってほしいものです。
「中学時代のこと。私の1つ上の代までは、生徒にビンタをしたり、竹刀で殴る教師が多数いました。さすがに問題視され、私の代からは、なんでも連帯責任で正座をさせられるように。修学旅行では、就寝時間を守らず友達の部屋へ遊びに行った子がいたらしく、クラス全員が起こされて朝まで正座。中学校の思い出は正座だらけ」(45才・無職)
連帯責任こそ、「THE理不尽」。真面目に校則を守っていても罰せられるならと、校則違反する生徒が増えそうですが……。このかたの学校では、周りに迷惑をかけないようにと、抑止力が働くようになったとか。
「質実剛健を重んじるわが母校では、『遠足の弁当は梅干しおにぎり3個まで』という校則がありました。それ以外の弁当を持ってくると、クラス全員で般若心経を唱和させられていました。うちのクラスは違反者が多く、おかげでいまも般若心経は暗記しており、スラスラ言えます」50才・主婦)
この罰則の方が正座よりいい、とか思っちゃったわ。
「『ほこりを吸うと健康上よくないので、掃除は完全無言で行わなければならない』という校則が中学校でありました。無言のまま、身振り手振りで作業指示をする力は磨かれましたね」(45才・主婦)
マスクをつければよいのでは? いまもその校則があるなら、マスク必須なので、おしゃべり解禁ですね。