国内

安倍晋三氏、乗り越えた離婚危機 昭恵さんは「来世でもまた夫と結婚したい」

ふたりでクリスマスを祝うことも(昭恵夫人のインスタグラムより)

ふたりでクリスマスを祝うことも(昭恵夫人のインスタグラムより)

 7月12日、東京・増上寺で安倍晋三元首相(享年67)の告別式が営まれた。棺への花入れを終えると、安倍昭恵さん(60才)は、変わり果てた夫の肩を優しく抱き、自分の顔をそっと近づけると、頬ずりをした。もうあふれ出る涙を止めることはできなかった。

 政界きってのおしどり夫婦と呼ばれたふたりだが、ここ数年は夫婦関係が取り沙汰されることも多かった。

「おしどり夫婦と称されていましたが、ここ数年は夫婦それぞれに離婚をすすめる人も少なくなく、実際、長い間、家庭内別居のような生活を送っていた」(安倍家の知人)

 昭恵さんは森永製菓の社長令嬢であり、天真爛漫、周囲には自ずと人が集まってくるタイプだ。ファーストレディーとなってからも昭恵さんの行動は変わらなかった。「よく言えば裏表がない、悪く言えば節操なく」人脈を広げていった。

 2012年には自ら居酒屋をオープン。同年に夫が首相に返り咲き、2度目のファーストレディーとなってからはさらに、安倍氏と相反する意見を披露し、反原発の闘士を応援したり、大麻を容認する発言をするなど、「家庭内野党」を自認した。さらに、深夜に都内のバーで芸能人やミュージシャンらと飲んで泥酔する様子が報じられることもあった。

「やりたい放題の昭恵夫人を諫める声も多かったが、行動はかえってエスカレートしているようにも見えた。総理との不仲がいわれるようになったのもこの頃。総理に昭恵夫人の話題を振るのはタブーとなった時期もあった。一方で、『ファーストレディーだってひとりの女性』『夫の仕事がうまくいかないからって妻が神妙にする必要はない』と昭恵夫人を擁護する世間の声も聞かれました」(政治部記者)

 一家の亀裂を深めたのが2017年2月に発生した森友学園のスキャンダルだ。大阪市の学校法人「森友学園」が13億円以上と目される国有地をタダ同然で手にした問題で、昭恵さんがその土地に建てられる小学校の名誉校長だったことから、何らかの政治的な圧力や口利きがあったのではと疑われた。

 だが騒動勃発にも昭恵さんは動じず、ヴィジュアル系バンドに囲まれてポーズを決める姿や、「初滑り。やっぱり楽しい」とゲレンデに立つ姿などのプライベートな日々をフェイスブックに次々と投稿、世間からひんしゅくを買った。

 同年3月の証人喚問では森友学園理事長の籠池泰典氏が「昭恵さんによる100万円の寄付」「口利きの証拠となるファクス」などの爆弾証言を連発し、昭恵さんが籠池夫人に送った《神様はどこに導こうとしているのか。とにかく祈っています》などのメールが公開され、昭恵さんはますます窮地に立たされた。当時の喧騒を前出の安倍家の知人が振り返る。

「昭恵さんの軽率な言動に、このときばかりは晋三さんもイラつきを抑えられない様子を見せることもありました。夫婦仲が冷え切り、お互いが離婚を考えているようにも見えた。晋三さんは昭恵さんと直接話そうとせず、秘書やお付きの役人を通じてやり取りしていたほどだった」

 安倍氏以上に憤りを顕わにしたのが母の洋子さん(94才)だった。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン