「1年間も関わった現場だったので、自分にとって実家みたいな存在で、出演者はみんな家族みたいな感じです。プライベートで集まって、『誰が一番おいしい料理を作ることができるか』みんなで競ったのは楽しかったですね。私はハンバーグを作ったんですけど、榊原徹士くん(スパーダ/カジキイエロー役)は料理が上手すぎて敵わない! あれはイタリアンだったのかな? 何料理かもわからない、すごい料理を作っていて驚きました(笑)」
大久保が10代だった頃から知るファンは、『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』で、20代になった彼女の成長をひしひしと感じたのではないだろうか。シリアスなストーリーをより魅力的に見せる、大人になった彼女の演技に惹き込まれる。大久保自身も、芝居をしていて手応えや楽しさを感じたと明かした。
「ハミィは、女子高生みたいな振る舞いの“くのいちヒーロー”ですけど、『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』で演じた幸実は主人公と過酷な運命を共にするヒロインなので、キャラが結構違います。ヒーロー役ではないので、私がアクションをはじめとする特撮っぽい演技を披露することはなかったですが、10代から成長した新たな私を視聴者の方々にお見せできた良い機会だったのかなと思っています。
あと、仮面ライダーに関わってみて、個人的には長回しの撮影の方がお芝居をしていて楽しいなと感じました。スーパー戦隊はカット割りの撮影が多いのですが、仮面ライダーはドラマ性を演出するために長回しの撮影が多いんです」
年齢を重ねるごとに役者としてどんどん幅を広げている大久保は、家族や友人、ファンが誇れるような女優でありたいという。大久保を支える人々の中でも、特に祖母は人一倍彼女の出演作をチェックし、頻繁に連絡してくれるのだそう。そんな周囲から愛される大久保が、10年後の自分像を語ってくれた。
「いつも応援してくれる家族や友人、ファンの方々が『大久保桜子ってこの作品にも出演しているんだよ』と、周りに自慢できるような存在になりたいですね。両親に対しては、それが親孝行になるのかなと思っています。それと、この場をお借りして言いたいのが、SNSに寄せられるファンの方々のメッセージについてです。『おめでとう』『応援してるよ』『頑張ってね』という言葉ひとつひとつが私の力になっていますし、すごく感謝しています! もっともっと頑張っていくので、応援よろしくお願いします!
あと、ひとつだけ自分の願望を言っていいのなら、海外映画に出演してみたいですね。英語が得意なので、すごく欲を言うなら大好きなマーベル作品に出演したいな。マーベルじゃなく別の海外ヒーロー系作品でもいいので、『日本から呼ばれた忍者』みたいな役でいつか出演してみたいです!」
◆取材・文/藤原利絵(HEW) 撮影/小倉雄一郎
【舞台情報】
劇団おぼんろ 第 21 回本公演『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』【作・演出】末原拓馬
2022年8月18日(木)~8月28日(日) 全19ステージ
Mixalive TOKYO Theater Mixa
〒170-0013 東京都豊島区東池袋 1-14-3 Mixalive TOKYO6 階
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