2023年配信予定のNetflixオリジナルドラマ『極悪女王』でゆりやんレトリィバァが主演を務めることが発表された。同作の舞台となるのは「女子プロレス旋風」が巻き起こった1980年代。クビ寸前の“落ちこぼれ”女子プロレスラーから悪役に転身し、親友との訣別など様々な葛藤を抱えながら成り上がっていくダンプ松本役をゆりやんが演じるという。監督は『孤狼の血』シリーズなどで知られる白石和彌氏が務めるほか、豪華な出演陣にも注目が集まっている。
まだ正式発表はなされていないが、ダンプ率いる「極悪同盟」のライバルで大人気の女子プロレスラーコンビだった「クラッシュ・ギャルズ」の長与千種役を唐田えりか(24)が、ペアを組むライオネス飛鳥役を剛力彩芽(29)が演じることが報じられ、話題をさらった。2人とも過去に熱愛報道で世間を騒がせただけに、SNSの一部では「すねに傷女優が出演」などと揶揄する声も見られたが、撮影現場での評判はすこぶる良いという。
同作の撮影に関わった現場スタッフはこう証言する。
「2人ともいつもスタッフを気遣ってくださっていますね。プライベートがどうなのかは知りませんが、まったく嫌味なところはありませんよ(笑)。剛力さんは手作りのマフィンを差し入れしてくれて、スタッフ一同大感激でした。現場ではいつも明るく振る舞っていて、演技経験が少ない主演のゆりやんさんを支えながらリーダー的な役割を進んで引き受けてくれています。唐田さんも京都の蕪村菴という老舗の“おかき”をたくさん差し入れしてくれましたね。
私は唐田さんとは今回の作品で初めてご一緒したのですが、驚いたのは撮影開始からまだ日が経たない時期からカメラマンや照明スタッフ、ADにいたるまで自分が出演するシーンに関わるスタッフ全員の名前を完璧に覚えているんです! 彼女からふいに名前を呼ばれて感動しているスタッフもいました。腰が低くてマジメですし、色々とあったことは承知していますが、少なくとも『極悪女王』の現場でのスタッフ受けは抜群ですよ」
Netflixの作品は全世界に配信される。山田孝之主演の『全裸監督』シリーズは日本のみならずアジア各国のランキングでトップ10入りし、高い評価を得た。『極悪女王』に主演するゆりやんは、長与千種を指導者に招き苛酷なプロレス訓練に臨んだという。剛力、唐田の両女優も世界にその名を轟かせることができるか――。配信開始がいまから待ち遠しい。