4才でスケートを始め、2008年、14才でジュニア大会に参戦し、頭角を現す。数々の偉業を達成しながらも進化し続け、着実にキャリアを積み上げてきた羽生結弦選手(27才)。東日本大震災を経験し、けがを乗り越えながらスケート人生を歩んできた彼の歴史を振り返ります。
●2009年12月 ジュニアグランプリ
ジュニアグランプリシリーズファイナルで、ショートプログラム3位だった羽生選手は、フリー演技で1位となり逆転優勝。ジュニア選手権を制し、鮮烈な印象を与えた。
●2010年10月 グランプリシリーズNHK杯
15才で初出場したシニアデビュー戦のフリーで、自身初の4回転ジャンプ・4回転トーループを成功させるも結果は4位。「ジュニア上がりと言われず、シニアの一員と呼ばれるように表彰台を狙っていきたい」と、次に向けての意気込みを語った。
●2010年10月 NHK杯会見
都内で行われた記者会見に出席。平成のフィギュアスケート界を牽引してきた高橋大輔選手、浅田真央の戦友たちとの貴重な3ショットだ。
●2011年4月 東日本大震災チャリティー演技会 〜復興の街、神戸から〜
震災から1か月後、チャリティーショーに参加。全国各地で60公演ものショーに出演し被災者を勇気づけるとともに、被害を受けた本人も観客の温かい声援を受けて、再び前に進みだす力になったと話す。