『女性セブン』で連載されている、放送作家でコラムニストの山田美保子さんによる「山田EYEモード」が1000回を迎えました。その記念すべき回に特別ゲストとして登場したのが、稲垣吾郎サン(48才)。吾郎サンといままでの対談を振り返ってみると、いろんな思い出話が飛び出しました。いつまでも変わらない吾郎サンのプライベートに改めて山田さんが迫ります。
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山田:いつも連載の節目や出演作品のPRのタイミングで吾郎サンに必ず登場いただいていた「山田EYEモード」が、1000回を迎えることができました。
稲垣:おめでとうございます! 1000回って約20年間、続けたことになるんでしょ? ほんとにすごいと思います。それはそうといま、初めてタイトルを知ったんだけど(笑い)。
山田:当時の編集担当者が、かつて一大トレンドだったNTTドコモのiモードをなぞって付けてくれました。
稲垣:そうなんだ、それだけでも“時代”を感じるね。(過去の誌面を見ながら)わ〜、“ブス恋”(ドラマ『ブスの瞳に恋してる』〈フジテレビ系〉)だ〜。(元カノ役だった)エビちゃん(蛯原友里サン・42才)、変わんないよね。山田サンとおなじぐらい変わんない。
山田:大サービス、ありがとうございます。大胆にも番組ポスターのエビちゃんと同じポーズで撮らせていただいていますね。この頃の写真や文章にはわれながらすさまじい圧があります。
稲垣:(爆笑)山田サンの取材といえば、ツーショット撮影だからね〜。カメラマンさんからの指示がないと、ぼくの方から「今日はいらないんですか?」「撮りましょうよ」って……。
山田:すべて家宝にしております。「金田一耕助シリーズ」(フジテレビ系)の撮影に使われたお屋敷や、『信長のシェフ』(テレビ朝日系)を撮影していた東映京都撮影所など、どこまでも追いかけさせていただきましたよね。
稲垣:はい、追いかけられました(笑い)。
山田:私、“俳優・稲垣吾郎”の転機は、映画『十三人の刺客』(2010年)やドラマ『流れ星』(2010年、フジテレビ系 )など主演ではない、救いようのない悪役にいち早く挑戦されて自分のものにされたことだと思っているんです。
稲垣:そうかもしれないね。(また誌面をめくって)これ(2005年、スペシャルドラマ『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』〈同〉)も、よく覚えてる。自分をなかなかコントロールできなくて、ものすごく苦労したから。前年のドラマ『9.11』(同)と同じく、実在したかたを演じさせてもらったことも、ぼくにとっては大きなことでしたね。