松竹芸能は7月23日、投資トラブルが報じられたお笑いコンビTKOの木本武宏を契約解除したことを発表した。
木本は、芸人仲間や関係者から5億円以上の出資金を集めたが、一緒に投資をしていた人物と音信不通となり、返済が難しい状態となったという。25日付けのスポーツニッポンでは、木本がその人物に対して刑事、民事の両方で法的措置を取るべく動いていると報じられた。
今回の木本の騒動について、7月23日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で明石家さんまが言及。村上ショージの「詐欺をするような子じゃない」とコメントに、さんまも「ないない」と話していた。また、ダウンタウンの松本人志も、7月24日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』で「俺の知っている木本はそんなやつじゃない」「悪気はないと思う」などと、木本をフォローした。
さらに、サンドウィッチマンの伊達みきおも7月23日放送のニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』で、木本について「あんないい人いない」とし、騒動について木本に連絡した結果、「巻き込まれた」と答えていたと明かしている。
さんま、松本といった大先輩を含め、芸人仲間から擁護コメントが出ている木本。現時点では、松竹芸能から契約解除となり、芸能活動を継続しにくい状況だが、先のスポーツニッポンによれば木本は芸能活動継続の意向を持っているという。では、芸人たちの後押しを受けて、早期の芸能活動再開はあるのだろうか――。
「今回の騒動が刑事事件に発展したり、投資話の中で反社会的勢力とのつながりが発覚したりすれば、芸能活動再開はかなり難しくなってくると思います。ただ今後、本人の説明などを経て、騒動の全貌が明らかになり、木本の責任がそこまで大きくないと判明したならば、芸人仲間のサポートのもと、活動再開の道も見えてくるでしょうね」(お笑い関係者)
しかし、ネット上では、芸人たちの擁護に対し、
〈信じてあげたいのはわかるが、これは『自分も被害者』では済まない金額・範囲だと思う〉
〈素人である木本さんが何億ものお金を預かったことは、悪気が無かったとしても責任の重い行為だったと思います〉
など、厳しい意見も少なくない。