人気グループを支えるのが“リーダー”という存在。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、数々の人気グループの偉大なリーダーについて分析します。
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《熱湯風呂と健康センターが合体したら、ご覧の通り丁度良い湯加減になりました!》とは、『純烈』リーダー・酒井一圭サン(47才)のコメント。“熱湯風呂”とはもちろん、『ダチョウ倶楽部』さんの持ちネタを指し、リーダー・肥後克広サン(59才)は《壮大なハートフルコント》と結びました。バラエティー界では度々使われる“壮大なコント”というフレーズを用いた肥後サンに、変わらぬ芸人魂を感じたものです。
7月20日、情報解禁されたのは“お風呂繋がり合体ユニット”「純烈△ダチョウ」(ジュンレツ オフロ ダチョウ。△は温泉マーク)が、純烈の代表曲『プロポーズ』を6人揃って歌い、8月10日に配信リリースするというものでした。
上島竜兵さん(享年61)急逝の際、肥後サンによる「ダチョウ倶楽部は解散しません! 2人で純烈のオーディションを受けます」との追悼コメントに、酒井サンが、「合格ですよ! 推すなって? 純烈は推しますよ」とツイートしたことから始まった“純烈のオーディション”騒動。『純烈』側は、オーディションがあるとは一言も言っていないのですが、『女性セブン』既報どおり、著名人からの応募が後を絶ちませんでした。
その中の1人、野々村真サン(58才)と『アップ!』(メ~テレ)で共演中の私は、彼がどれだけ真剣に『純烈』入りを考えていたか直に聞いています。『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)の初代「いいとも青年隊」としてアイドル的人気を誇っていた真サンは、その後、ソロ歌手としてシングルやアルバムも出しているんですよね。当時のファンの皆さんに感謝を伝えたい……という真面目な応募動機があったのです。
でも、リーダー酒井サンいわく、『シブがき隊』とか『少年隊』とか『いいとも青年隊』とか、すでに有名なグループはダメとキッパリ(注・薬丸裕英サン〈56才〉や植草克秀サン〈56才〉らがオーディションに参加しようとしていたワケではありません)。続けて、メンバーの1人が女性スキャンダルにより脱退した自身のつらい経験を挙げ、グループとしてどん底に陥った際、マダム(ファン)の応援に支えられたからいまがある……と。そのパワーを肥後サンや寺門ジモンさん(59才)に分けてあげたいと思ったといいます。
酒井サンは『純烈』結成前、ライブハウスのプロデューサーをしていらしたとき「竜兵会」のイベントを担当したというご縁もあったそうですね。リーダー酒井サンのお人柄と仕掛けるタイミング、プロデュース力は本当に素晴らしいと感服いたしました。