1等・前後賞合わせて7億円が当たるサマージャンボ宝くじが発売中だ。妻夫木聡(41)や吉岡里帆(29)が出演する宝くじCMで、豪華な俳優陣より目立つ存在がいる。スキンヘッドに鬼の形相で一心不乱に太鼓を叩く姿が話題の和太鼓奏者・國分入道光雲さんだ。CM出演をきっかけに街中で声をかけられることも増えたという國分さんはインタビューに、「幸運に恵まれた人生」と振り返った。
「ある日制作会社の方から『サマージャンボ宝くじのCMに出ませんか?』って連絡があったんです。嬉しい話ではありましたが、あまりに突然のことで『え、なんでぼくが?』と思わず聞き返しました。和太鼓の世界では認識してもらっていると自負しているのですが、一般の人からしたらぼくは認知度ゼロですからね。
そうしたら“監督のイチオシなんです”と。よくよく話を聞いてみると、見た目が入道っぽくて太鼓を叩ける人を探していたところ、『太鼓、入道』でネット検索をしたら、ぼくのことがいちばんに出てきたということでした。見た目もそうですが、この芸名でやっていてよかったです」
國分さんは『転輪太鼓』という和太鼓チームの代表で「打激師」という肩書きを持つプロの太鼓打ち。愛知県を拠点に、全国各地で太鼓の公演を開催している。
注目を集めるきっかけになった宝くじCMでは、筋骨隆々の体をめいっぱい使って太鼓を豪快に叩き鳴らし、存在感を発揮。そのうち「待ち受けにしたら御利益がありそう!」「宝くじが当たるに違いない!」「人間パワースポット」とまで言われるようになった。
「本当のことを言ってしまうと、宝くじを買ったことはこれまでほとんどありませんでした。とは言えCMに出してもらったし、せっかくの機会だからこのサマーでは宝くじを購入してみたんです。売り場で“もしかしてあのCMの人ですか!? 写真撮ってください!”と声をかけてもらいました。正直、パワースポットのように言われるのには驚いています。