2年連続2度目のオールスター出場を果たし、2桁勝利&2桁本塁打も目前にせまる。エンジェルス・大谷翔平への注目度は今年もますます高まるばかりだ。2年連続でのMVP獲得の期待も膨らむなか、大谷への深い愛を公言する女優の冨士眞奈美さんに、アスリート・大谷翔平の魅力を存分に語ってもらった。
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大谷選手の出現は、本当にもう清々しくて、晴れ晴れしくて。清潔で、上品で、それでいて成績がいいから、気分がいいったらないの。このところ、ウクライナ侵攻とか、安倍元総理の暗殺とか暗い話ばかりで、みんな本当に大谷さんに感謝していると思いますよ。
私は子どもの頃から野球が大好きでした。川上哲治さんや青田昇さん、大下弘さんの頃からずっとです。それから長嶋茂雄さんと王貞治さんになって。メジャーは野茂英雄さん、松井秀喜さん、イチローさん。ずっと今まで見てきているわけです。
見るだけでなく、私自身、子どもの頃には刈り入れが済んだ田んぼで、男の子たちといっしょに野球をやって遊んでいたんですよ。当時の愛読書は、戦後に発売されていた子ども雑誌『野球少年』でした。
テレビで大谷選手を拝見したのは、甲子園に出られなくて泣いていた時が最初かな。彼が打たれちゃって甲子園に出られなかったんです。それで、涙が止まらなくてずっと泣いている、大きな男の子。最初はそんな印象でした。
日本ハムにドラフト1位で指名された時から、自分はメジャーに行くからって言っていたでしょ。こんな若いのに信念が固いんだな、と思っていました。チャラいところがひとつもない。しっかりした字も書くし、頭のいい子なんだと思います。
かつてクリントンさんが大統領だった頃に来日されて、当時の橋本龍太郎首相に「野茂をありがとう」とおっしゃったそうです。一般庶民だけでなく、大統領まで野球を愛している。そんな国で活躍するというのは大変なものです。