「久しぶりの記事で、しかも、ゴシップじゃない映画宣伝記事ということで、逆にネット上でざわつきました」──芸能関係者が苦笑いしながらそう解説したのは、7月22日に配信された、俳優の東出昌大(34才)の主演映画『とべない風船』の記事である。
同作は、2018年に死者を108人も出した広島の豪雨災害をテーマに、豪雨で家族を失って瀬戸内海の島で漁師をしながら孤独に生きる主人公のヒューマンストーリー。共演者には、大ベテランの小林薫(70才)と浅田美代子(66才)。さらには、3月の米国アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』に出演し、レッドカーペットも歩いた、今、評価がうなぎ上りの若手女優・三浦透子(25才)が、東出の相手役、ヒロインを演じるという。
特に三浦は、4月まではNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインの親友役。続くNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、菅田将暉(29才)演じる源義経と非業の死を遂げる正妻役を演じたばかり。『ドライブ・マイ・カー』に続くシリアス作品でのヒロインに、もっと大きな注目を浴びる可能性を秘めた一作なのだ。
しかし、今作には暗い影を落とすトピックが1つだけある。
「この作品こそが、東出さんがジ・エンドに追い込まれるきっかけになった仕事なのです」(前出・芸能関係者)
遡ること2020年1月。唐田えりか(24才)との不倫が発覚して、同年8月には杏(36才)と離婚。あっという間にほとんどの仕事を失った中で、辛うじて舞い込んだ新たな出演オファーが、今作だった。