在京の民放キー局とNHKからOGが集結し、大同窓会を開催。NHK・内藤裕子アナ(1999年入局)、日本テレビ・馬場典子アナ(1997年入局)、テレビ朝日・石井希和アナ(2000年入局)、TBS・竹内香苗アナ(2001年入局)、テレビ東京・亀井京子アナ(2005年入局)、フジテレビ・中村仁美アナ(2002年入局)の6人が集まった。テレビで言えなかった知られざるエピソードをノンストップで語り尽くす。【全4回の第4回。第1回から読む】
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中村:ところで、今のアナウンサーの顔と声って一致しますか?
一同:うーん……(あまりわからない模様)。
馬場:最近は声だけ聞いてもわからない人が増えて、ちょっと寂しさを感じています。
内藤:そうですか~、私は声だけで大体分かります。NHKは全国にアナウンサーがいるので、流れてくる声で「○○アナウンサー、いまこの地域で頑張っているんだな」と懐かしさを感じます。女性アナウンサーも増えて、ママになって復帰する方も多いですね。
馬場:ミトちゃん(水卜麻美アナ)は実力だけでなくキャラクター的にも「ザ・日テレ」という感じがします。「好きな女子アナ」殿堂入りは本当にすごい。
石井:私は採用試験官として当時大学3年生の弘中綾香アナを見ていたのですが、毒舌キャラやフリートークでここまで活躍するとは思いませんでした。「ニュースを読まなくてもいい」立ち位置をテレ朝で初めて得たアナウンサーかもしれないですね。今のアナウンサーは踊ったりネットの企画でダイエットをしたり、アナウンス以外の仕事が多くて大変だろうと思います。
竹内:当たり前のようにツイッターやインスタグラムもやっていて、ユーチューブまでこなしている。みんなすごいなぁと思いながら見ています。
中村:フジテレビは今はタレントさんを使う番組が多くてアナウンサーの出番が減って可哀想だなあとは思います。昔はお試しで深夜番組とか、そういう機会がいっぱいあって、レギュラーはなくても場数を踏む仕事が多くて忙しいみたいなことがあったんですけどね。
馬場:日テレは新人の経験の場は今の方が多いかもしれない。
中村:フジテレビは今、すごく調子悪いですからね。新しい人でチャレンジ、というケースが少ないと感じます。
石井:局自体が番組作りに忙しくて、よほどアナウンサーが好きでアナウンサーを発掘しようという時間と労力を割いている人以外は、知ってる人を使いたくなる傾向があるかもしれませんね。
馬場:私の時代の日テレは社内向けに「こちらアナウンス部」という冊子を作って制作部に向けて広報していましたよ。
中村:うちも会社のエレベーター内のモニターに「こんな新人が入りましたよ」という映像を作って流していました。
でも私、今後のフジテレビには期待しているんです。今年6月に“バラエティの顔”と慕われていた港浩一さんが社長に就任されて社内は沸いてるんです。良かった時期のフジテレビに戻るんじゃないかって。皆さんも今の自局に対し期待することありますか?