芸能

性加害報道の香川照之 NHKは「カマキリ先生」放送予定変更などの対応予定なしと回答、東出昌大の不倫スキャンダルと同列扱いか

映画『99.9』完成報告イベントに登壇した香川(2021年撮影)

映画『99.9』完成報告イベントに登壇した香川(2021年撮影)

 高級クラブのホステス女性への性加害疑惑が報じられた俳優・香川照之(56)について、TBSは9月1日、金曜のMCを務める朝の情報番組『THE TIME,』を降板することを発表した。CMスポンサーも、トヨタ自動車が放送見合わせを決定したほか、「アリナミンEXプラスα」のCMで起用しているアリナミン製薬は8月31日で契約満了して更新はしないとのことで、サイトからはCMが取り下げられた。

 香川のレギュラー番組を抱える他局はどう対応するのか。なかでも注目が集まるのが、香川が「カマキリ先生」として親しまれているEテレの教養番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』である。先週の時点ではNHKは各メディアの取材に対し、「現時点で降板などの対応を取る予定はありません」と回答していた。

 週刊新潮による続報が出て、『THE TIME,』の降板が発表された 9月1日、改めて対応をNHKに問い合わせたところ「現時点で放送予定を変更するなどの対応を取る予定はありません」との回答だった。『香川照之の昆虫すごいぜ!』は、この夏のシリーズが終了したところで、再放送の予定もないという。

 なぜ様子見とも言える状況が続いているのか。NHK関係者が語る。

「『香川照之の昆虫すごいぜ!』 は、不定期番組で現在、放送予定が未定であるというのが大きいと思います。NHKでは、俳優の東出昌大さんの不倫スキャンダルが報じられた時も、『落語ディーパー!〜東出・一之輔の噺のはなし〜』というレギュラー番組がありましたが、こちらも不定期放送だったため様子見としました。そしてほとぼりが冷めたタイミングで一度だけ、東出さんが出演する形で放送された。

『昆虫すごいぜ!』は人気番組ですし、NHKとしてはできれば放送を続けたい。それに、香川さんは大河ドラマに何度も出演するなどNHKにとっては大切にしてきた俳優。降板という判断になかなか踏み切れないのかもしれません」

 しかし、このまま態度を保留していては、NHKへの批判が高まる可能性もある。ベテラン放送ライターは言う。

「今年3月、俳優の木下ほうかさんの性加害問題が報じられた際には、NHKはすぐに所属事務所と相談のうえ、出演予定だったドラマからの降板を発表しました。香川さんの場合も性加害問題で、東出さんの不倫スキャンダルとは重みが違う。NHKにも降板を求める声が強まるかもしれません」

※9月1日17:55/NHKの回答内容とタイトルを一部修正しました。

関連記事

トピックス

買い物帰りの水原一平被告(右)と妻(写真/AFLO)
《妻と同居生活続行中》水原一平被告のLINE画面に映る“苦境に寄り添う存在”の正体 待ち受ける「監獄生活」の心の支えに
週刊ポスト
地面師グループに騙された巨額詐欺事件の真相とは
【入手】ドラマ『地面師たち』で描かれた詐欺犯の実像「フィリピンパブで豪遊し海外逃亡」 公開されなかった“秘密文書”で消された文言は
NEWSポストセブン
「大尊時代」の到来へ(左から大の里、尊富士。時事通信フォト)
【「大尊時代」へ】十両優勝の尊富士に「再入幕」の可能性浮上 大の里との学生時代の実績の比較、直接対決の結果から何が見えるか
NEWSポストセブン
殺人と覚醒剤取締法違反の罪に問われた須藤早貴被告の高校時代
《“紀州のドンファン”公判》元妻・須藤早貴被告が「消したかった」過去のセクシービデオ出演経歴「会社従業員に知られて…」“著作権 買い取り”の検索履歴
NEWSポストセブン
地面師グループに巨額のだまし取られた真相とは(Netflix公式より)
『地面師たち』積水ハウスの“秘密文書”に見る巨額詐欺事件の真相「ずさんな手書き稟議書」「急展開した取引」の背景に派閥争い
NEWSポストセブン
写真を見せると「出会いが多いから…」と話した眞鍋氏
【火の鳥不倫】バレー女子日本代表監督・眞鍋政義氏が40代女性と不倫 代表合宿中に宿舎近くのホテルで逢瀬、選手や予定表に関する「情報漏洩」疑惑も
週刊ポスト
フジテレビ月9ドラマ『海のはじまり』(公式HPより)
《あえて物議を醸す?》トレンド世界1位連発『海のはじまり』が最終話までバズり続けた本当の理由
NEWSポストセブン
「いまがいちばん楽しい」と語る世良公則
来年に古希を迎える世良公則、これまでとこれからを語る「いまはありのままの自分を受け入れられるようになった」
女性セブン
2020年5月30日、池田組幹部が銃撃された事件で、現場付近を調べる捜査員。岡山市北区(時事通信フォト)
《宮崎で宅配業者を装ったヤクザが暴力団幹部を銃撃》超至近距離で狙ったのはなぜか?「今のヤクザは撃つのが下手。2m以上離れたら当てられない」
NEWSポストセブン
バレーボール女子日本代表監督の眞鍋政義氏が“火の鳥不倫”か(時事通信)
《バレー協会に激震走る》女子日本代表の前監督・眞鍋政義氏、不倫相手にささやいていたキャプテン古賀紗理那の処遇 10月には「次期代表監督」発表
NEWSポストセブン
ジャーナリスト・鈴木エイト氏が語る「朝日のスクープで注目すべきポイント」
安倍晋三元首相と旧統一教会の「面談」スクープ 鈴木エイト氏が説く“追及のカギ”「注目すべきは集合写真に萩生田光一氏と岸信夫氏が写っていたこと」
週刊ポスト
「史上最年少総理」を狙う小泉進次郎氏が提唱した改革案 「解雇規制見直し」より怖い「年金大改悪」、80歳受給開始なら生涯受給額は激減
「史上最年少総理」を狙う小泉進次郎氏が提唱した改革案 「解雇規制見直し」より怖い「年金大改悪」、80歳受給開始なら生涯受給額は激減
週刊ポスト