ライフ

1泊2日で巡る山梨のワイナリーの旅 試飲とツアーで自分好みのワインを見つける

180 種のワインはすべて試飲OK

180 種のワインはすべて試飲OK。地下のワインカーヴでは9時〜17時30分、1520円でワインが試飲し放題。1階のワインサーバーでも1杯100円〜試飲ができる

 年々身近になってきた日本ワイン。ワイナリーを訪ねる旅のベストシーズンは、収穫・醸造の様子が見られるまさにいま。ワイン初心者も楽しめる1泊2日プランで、山梨のワインの魅力を発見する旅に出かけよう!

 近年、海外からも注目を集める日本固有品種のぶどう「甲州」を使ったワインは、ほとんどが山梨産。寒暖差があり、日照時間が長い土地で育った甲州は、まろやかな酸味と和柑橘系の香りが特徴だ。

 山梨は国内でワイナリーの数が最も多い地域でもあり、11月3日を県独自の新酒解禁日、「山梨ヌーボー解禁日」と制定するなど、日本ワインの普及にも努めている。特に勝沼町は大小のワイナリーが車で数分の距離に点在し、ぶどう畑や醸造所を巡るにはうってつけのエリアだ。

 まずは地元30以上のワイナリーのワインが揃う施設『ぶどうの丘』で試飲して、自分の好みを知ることからスタート。興味が湧いたワイナリーを訪ね、醸造法や他のワインを試すことでより深く知ることができる。ワイナリーを巡るタクシーや周遊バスも運行。移動手段を気にせずワイン三昧の旅ができるのもうれしい。

【ワイン】
●甲州市勝沼 ぶどうの丘
 地元ワイナリーのワインを中心に、常時180種類がそろう“山梨ワインの殿堂”。白ワインは県産100%、赤ワインは国産ぶどう100%であることを基準に審査を行い、県内選りすぐりのワインが集結する。

試飲をして気に入ったワインは即、購入もできる

試飲をして気に入ったワインは即、購入もできる

「タートヴァン」はワインのきき酒に使うフランスの容器。色調を確認するため、内側は凸凹仕様

「タートヴァン」はワインのきき酒に使うフランスの容器。色調を確認するため、内側は凸凹仕様

ワインは入り口側から白、ロゼ、赤の順番で、製法別に並んでいる。順路に沿って飲んでいくと味が比較しやすい

ワインは入り口側から白、ロゼ、赤の順番で、製法別に並んでいる。順路に沿って飲んでいくと味が比較しやすい

源泉100%の部屋風呂がある宿泊施設や展望風呂も併設。ここを拠点に近辺のワイナリーを巡るのが便利。テラス席で楽しむバーベキューも人気

源泉100%の部屋風呂がある宿泊施設や展望風呂も併設。ここを拠点に近辺のワイナリーを巡るのが便利

展望風呂も

展望風呂も

テラス席で楽しむバーベキューも人気

テラス席で楽しむバーベキューも人気

住所:山梨県甲州市勝沼町菱山5093
ワイナリー見学:無
ぶどう畑の見学:無
試飲:有
レストラン営業時間:ランチ平日11時30分〜14時30分、土日15時まで、ディナー17時〜20時
ショップ営業時間:8時30分〜20時

●シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー

ワイナリー横の畑では約20種類のぶどうを育てている。ワインづくりの最盛期は8月下旬〜11月。山梨も合わせ、4県の契約農家のぶどう約500tを勝沼ワイナリーで仕込む

ワイナリー横の畑では約20種類のぶどうを育てている。ワインづくりの最盛期は8月下旬〜11月。山梨も合わせ、4県の契約農家のぶどう約500tを勝沼ワイナリーで仕込む

収穫時期にツアーに参加するとぶどうの試食ができることも。品種別に味の比較もできる

収穫時期にツアーに参加するとぶどうの試食ができることも。品種別に味の比較もできる

「勝沼ディスカバリーツアー」(有料・要予約)では、ぶどうの個性を引き出すこだわりや、工程などを学ぶことでワイン作りの魅力を体感できる。ていねいな説明は、ワイン初心者にもわかりやすい。

ツアーの最後には、ワイナリー限定品を含むメルシャン厳選の4種類のワインを試飲できる

ツアーの最後には、ワイナリー限定品を含むメルシャン厳選の4種類のワインを試飲できる

ワイン約4万本分が貯蔵されているFセラー。大樽で熟成すると、ほんのりした樽香のワインに

ワイン約4万本分が貯蔵されているFセラー。大樽で熟成すると、ほんのりした樽香のワインに

住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
ワイナリー見学:有
ぶどう畑の見学:有
試飲:有(有料、16時L.O.)
ショップ営業時間:10時〜16時30分(※見学はいずれも有料ツアー限定、要予約)

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト
『あんぱん』の「朝田三姉妹」を起用するCMが激増
今田美桜、河合優実、原菜乃華『あんぱん』朝田三姉妹が席巻中 CM界の優等生として活躍する朝ドラヒロインたち
女性セブン
東日本大震災発生時、ブルーインパルスは松島基地を離れていた(時事通信フォト)
《津波警報で避難は?》3.11で難を逃れた「ブルーインパルス」現在の居場所は…本日の飛行訓練はキャンセル
NEWSポストセブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
宮城県気仙沼市では注意報が警報に変わり、津波予想も1メートルから3メートルに
「街中にサイレンが鳴り響き…」宮城・気仙沼市に旅行中の男性が語る“緊迫の朝” 「一時はネットもつながらず焦った」《日本全国で津波警報》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
夜の街での男女トラブルは社会問題でもある(写真はイメージ/Getty)
「整形費用返済のために…」現役アイドルがメンズエステ店で働くことになったきっかけ、“ストーカー化した”客から逃れるために契約した「格安スマホ」
NEWSポストセブン
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン
休場が続く横綱・豊昇龍
「3場所で金星8個配給…」それでも横綱・豊昇龍に相撲協会が引退勧告できない複雑な事情 やくみつる氏は「“大豊時代”は、ちょっとイメージしづらい」
週刊ポスト